[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
新鞍神社
あたぐらじんじゃ
福井県大飯郡おおい町川上108−3
|
|
福井県のおおい町にある。
若狭本郷駅の南西11Kmほどの川上に鎮座。
佐分利川に沿って1号線を進むと、道路南側に境内が見える。
境内入口は東向き。
入口の石鳥居の左手には、夫婦杉が聳えている。
その石鳥居をくぐると、もう一つの、こちらは木製の鳥居。
その鳥居をくぐると、境内奥(西側)の石組みの上に社殿があり、
石組み手前、左手に手水舎がある。
数段の階段を上ると正面に瓦葺の拝殿。
拝殿は全面が雪囲いのためと思われる板で覆われていた。
拝殿の後方に、本殿。
本殿は覆屋、というより覆屋根が設置され、
前面の庇が長く延びており、参拝はここで行うのだろう。
その庇の屋根は、板葺の上に瓦葺の屋根が二重に設置されていて面白い。
参拝は8月の休日。
炎天下と呼べる天気の下。
京都旅行中だったが、あまりの暑さで日程を繰り上げ
早々に長野へ戻る途中に立ち寄った。
創祀年代は不詳。
『若狭国神階帳』に「正五位 賊椋明神」と記されている古社で、
大飯郡内二十ケ所中の一社である。
往古、人身を御供する社であったが、
いつの頃か、陰暦正月十三日夜半、人皆寝静まった時刻に
酒を献じて祈願するように変化したという。
合祀されている大山祇命は、
もとは、川上字山神の無格社・山神神社の御祭神。
この山神神社を、式内社・許波伎神社とする説があるらしい。
伴信友によると「許波伎」というのは川上周辺の地名らしい。
『福井県神社誌』によると、境内社は山神社と稲荷神社。
境内左右に境内社が一社ずつあるが、
右手の境内社には、赤い鳥居が並んでいるので稲荷社だろう。
であれば、左手の境内社が山神社だと思われる。
夫婦杉と鳥居 | 鳥居 |
境内 |
社殿 | 本殿 |
境内左の境内社(山神社?) | 境内右の境内社(稲荷社?) |
【 新鞍神社 (おおい町) 】