[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
闇見神社
くらみじんじゃ
福井県三方上中郡若狭町成願寺字御手洗水12−7
|
|||
式内社 若狭國三方郡 闇見神社 |
福井県若狭町にある。
十村駅の南1Kmの成願寺で、27号線を東へ入った場所。
三十三間山の西麓に鎮座している。
味のある鳥居と、横に大きな木のある神社。
鳥居には、珍しく赤い扁額。
階段を登ると、正面に拝殿があり、後方に向拝の長い本殿。
本殿の側面には、雪避けだろうか、トタン板が付いていた。
本殿には、三枚の扁額が付けられ、
左から天照皇大神、闇見神社、天満大神とある。
通称、闇見の天神さんとよばれ、天満宮を合祀している。
祭神は、若狭耳別の祖である室毘古王(弥美神社祭神)の母。
沙本之大闇見戸賣命の闇見は、倉見庄に住んでいたからだそうだ。
『闇見神社発端之事』というには、当社の関して、以下の伝承があるらしい。
近江・越前・若狭三国に聳える日話の嶺という山が在り、
山の東半腹に大きな池があった。
その池に大蛇が住み、万民を苦しめていた。
垂仁天皇の御代、素盞嗚尊と奇稲田姫神の化身の二老人が現われ、
大蛇を退治し、その尾から出た剣を投げ給いし所に岩剣を祀った。
(今津町酒波の日置神社)
退治された大蛇は2つに別れ、一つは美濃、一つは若狭へ。
落ちた地が、現在の闇見神社で、
闇見は、大蛇が落ちた時に闇になったからという。
神紋は、社殿に付いていた梅紋だと思う。
境内には「遥拝所」とかかれた柱が一本立っていたが、
何を遥拝しているのだろうか。
社頭 |
鳥居と階段 | 階段上が境内 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
−社頭掲示より− |
【 闇見神社 (若狭町) 】