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市之瀬神社
いちのせじんじゃ
石川県加賀市山代温泉39−1
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石川県加賀市、山代温泉にある。
川(用水路?)の側の小さな神社。
北と東に鳥居があるが、東の鳥居には市之瀬神社、北の鳥居には神明宮とある。
拝殿の階段部分はガラスで覆われていた。
ガラス戸を開けて、参拝していると、なにやら視線を感じ、
左右を見ると、ユーモラスな顔の狛犬が、こちらを向いていて、
「ニッ」っと笑いかけていた。和む。
永禄二年、神明宮として造営。
前田利家により、市之瀬灌漑の二十余村の総社として尊崇され、
明治三十五年市之瀬神社と改称した。
『式内社調査報告』には、式内・氣多御子神社の参考として記載されている。
氣多大社(大己貴命)の御子である、山代日子命を祀っていることから、
『山代誌』で、式内社と記載されているという。
境内の馬像に剣梅鉢の紋が付いていた。
ひょっとすると、大聖寺梅鉢かもしれない。
境内横の鳥居、市之瀬神社とある 左に市之瀬用水紀功碑 | 境内 |
境内 |
拝殿と神馬像 |
狛犬 | 本殿 | 狛犬 |
市之瀬神社由緒
祭神天照皇大神 大穴持命 山代日子命 鎮座地 石川県加賀市山代温泉三十九の一 御神徳 永禄二年、作見の城主藤丸氏、山代神明宮 を造営すとの口伝がある。 寛永二年、大聖寺御城代吉田伊織、山代領に 新田を開こうとして、久世徳左衛門に当たらせ、 当社地に灌漑用水の勧進場を設け、同年九月 中旬には山代新村に至るまで竣工したという。 前田利家卿、市之瀬用水工事に神助多く、 これも神明宮三神の助けであろうと、同六年、 久世徳左衛門を神職とし、東西五間南北十二間の 社地、田地一町・草高十六名を神領として寄 進され、市之瀬灌漑の二十余村の総社とし、 市之瀬鎮護の神として尊崇された。 明治三十五年市之瀬神社と改称。同四十年、 中野神明宮を合併合祀。昭和十八年神饌幣帛 供進神社に指定された。 平成五年、本殿・幣殿・拝殿を改築する。 −境内案内− |
【 市之瀬神社 】