[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
野坂神社
のさかじんじゃ
福井県敦賀市野坂30−7
|
||
式内社 越前國敦賀郡 野坂神社 |
福井県敦賀市にある。
粟野駅の東1Kmの野坂に鎮座。
南3Kmに敦賀第一の高峰・野坂岳(914m)を望む。
東向きの境内に入ると鳥居。
境内左手に、赤い境内社が一つ。
正面の拝殿は、割拝殿で門として機能しており、
拝殿の後方、階段の上に本殿が入った覆屋。
本殿自体は、流造のようだ。
社伝によると、懿徳天皇23年3月8日、
伊予国越智郡三嶋大明神の祠官・越宿禰成相翁、稲鶴姫の夫婦が
三嶋大神を勧請したのが創祀。
野坂岳に対する山岳信仰から、御嶽権現とも称され、
野坂岳山頂に小祠が祀られているらしい。
野坂岳は、敦賀八景の一つ。
平重盛の歌に、
「見るたびに富士かとぞ思ふ野坂山 白きかうべにふれる白雪」
また、六社明神とも七社明神とも呼ばれていたという。
祭神は、大山祇命を主神とし、
天津彦火瓊瓊杵尊と木花開耶姫命の夫婦神を配祀する。
秋葉大神と蛭子大神は明治44年に合祀した織田神社の境内社の祭神。
ということで、江戸時代までは三座を祀っていた。
小浜線用地となり、当社に合祀された織田神社は、
式内社・織田神社の有力ではない論社で、
六社明神と呼ばれていたらしい。
境内左に赤い境内社。
市杵島大神・猿田彦大神・多賀大神・大山大神
蛭子大神・豊受大神・秋葉大神の名が記されていた。
ちょうど七柱が祀られているが、
ひょっとすると、こちらが七社明神なのではないか?
鳥居 | 割拝殿 |
本殿(覆屋) |
境内社 | 本殿 | 境内社跡 |
【 野坂神社 (敦賀市) 】