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みやむらいそべじんじゃ
石川県加賀市宮町ヌ−9−1
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式内社 加賀國江沼郡 宮村部神社 |
石川県加賀市にある。
大聖寺駅から北へ5Kmの宮町に鎮座。
北陸自動車道を越えて、日本海へ向う道が、
緩くカーブしている場所に、神域の森がある。
境内入口は、南側。
外から見ると、こんもりとした杜だが、
中に入ると、意外とあっさりとした境内。
境内中央に、機能していない石橋があり、
その奥に社殿がある。
当社社殿には、本殿はなく、
拝殿の後方に、垣に囲まれた場所があるだけ。
当社の社号「宮村部」は、
「磯部」とも「岩部」「石部」とも書かれるようだ。
当社の南2・5Kmの菅生石部神社があり、
宮村の地名を付けて区別されている。
創祀年代は不詳。
元は、石部薬師と呼ばれており、天神様と通称されている。
『三州奇談』によると、
いつの頃からか、草蛙(とびかみ)大王の社がありて、
大木が二股になっている中に挟まれた巨石が御神体。
病気平癒に霊験があり、近国遠村の人々が参拝に押し寄せ、
田畑の畦道が、まるで四条大路のようであったという。
かように、薬師信仰と習合して、崇敬を集め、
遠く高尾町や小松市にも、当社の遥拝所が存在するらしい。
また、社殿を築けば雷鳴が鳴ると云われ、古来より本殿はない。
御神体石を囲む垣の高さは、人の背丈ほどで、ジャンプしてみたけど、
木が数本あることしか確認できなかった。
資料には巨石とあるが、それほど大きなものではないのだろう。
社頭 | 鳥居 |
境内 |
拝殿 | 本殿はない |
【 宮村磯部神社 宮村岩部神社 (加賀市) 】