![]() |
|
|
忌浪神社
いみなみじんじゃ
石川県加賀市弓波町イ−1

|
||
式内社 加賀國江沼郡 忌浪神社 |
石川県加賀市にある。
加賀温泉駅の東1Kmほどの弓波に鎮座。
片山津温泉の南3Kmの場所。
JR北陸本線の南の道に面して、
当社裏参道入口があり、表参道は南側。
狭い路地を入った場所にあるので、とりあえず裏から入り、
境内を通って表参道から入りなおした。
といっても、それほど広い境内ではないが。
南側入口から見ると、木々が茂って石段しか見えない。
階段を上ると、木々の陰になった鳥居があり、
参道正面に社殿。後方に本殿がある。
参道の燈籠が、土筆のような形で面白い。
当社の社号「忌浪」の読みは、
『平成祭データ』『石川県神社誌』には「いみなみ」とあるが、
「いむなみ」とも読めるかもしれない。
社伝によると、崇神天皇の御代、
大毘古命が、高志の国に至った時、
作物がとれず、不作が続いたため、
当地に、倉稻魂命を祀って豊作を祈願したのが当社の創祀。
嘉祥二年、貞観元年と神階を与えられた古社だが、
寿永二年、平家の軍の兵火にかかり、社殿宝物を消失。
寿永四年に再建されたという。
通称は、穂の宮。
由来は、稲穂の実りを祈願したことによるが、
一説には、当社の近くに船で来たので、帆の宮だとも。
また、当地を開拓した初穂を、当社へ供えたからだとも。
社殿の屋根瓦に、稲の紋が付いていた。
鬼瓦にあたる部分には花菱のような紋が付いていたが、良く分からない。
社域 |
![]() |
鳥居 ![]() | 境内 ![]() |
境内 |
![]() |
拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
延喜式内社。穂の宮とも称す。嘉祥二年従
五位下貞観元年従五位上に叙せらる。寿永三年平家の
兵に罹り社殿宝物悉く烏有に帰し同四年再建す。大聖
寺藩主の崇敬が篤く、豊年毎に奉幣・郡内一統の角力奉
納がある。明治五年郷社に、同三十年県社に列格。同
四十一年幣帛供進社に指定される。 −『石川県神社誌』− |
【 忌浪神社 忌波神社 (加賀市) 】
