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篠原神社
しのはらじんじゃ
石川県加賀市篠原町ル−1

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式内社 加賀國江沼郡 篠原神社 |
石川県加賀市にある。
JR加賀温泉駅から北へ4Kmほどの篠原に鎮座。
片山津温泉から西へ2Kmほど。
東西に走る道路が緩くカーブしている場所。
道路の北側にこんもりと茂った林の中が境内。
境内入口は西側。境内も社殿も西向き。
ということで、午前中の参拝では完全に逆光になるので、
撮影には辛い。
眩しさ朝日を受けながら鳥居をくぐり、
境内に入ると、参道にはもう一つの鳥居。
その奥に、変った形の社殿がある。
一言で表現すると、絶対防御。そんな感じ。
社伝によると、養老二年の創建。
一般には、創祀年代不詳。
当社から潮津あたりまでを八潮湊と称したことから、
八潮宮とも呼ばれ、また八白和の宮とも呼ばれた神社。
鎮座地である篠原は、木曽義仲が平家を撃破した
有名な「篠原の戦」(1183)の古戦場。
当社の北500mには、その時に討ち死にした実盛の塚がある。
(後から気づいたので、行き忘れてしまった)
当時、木曽義仲が篠原の八幡宮に祈請したという話があり、
その八幡宮が当社のこととする説もあるが、
小松の多太神社であるとも考えられている。
社殿の屋根に桐紋が付けられていた。
神紋に関して、それ以外の手がかりが見当たらず。
社域 ![]() | 境内入口 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
篠原神社由縁
御祭神 天児屋根命本社は上古よりの古社にして鎮座の年 代は不詳であるが、元正天皇の御代養老 二年の創建と伝えられ、延喜の制加賀国 江沼郡十一座の内冒頭に記載され、国幣 社に列せられていた。 往古潮津村の前潟より本社地に到る間 を八潮の湊と称し故に「八潮宮」とも称 されたという。境内社頭常に盛大にして 七堂伽藍を有し輪奐の美を極めていたと 伝えられている。 又当地は寿永二年の篠原の戦の古戦場 にして木曽義仲より社領神宝等寄進あり と伝えられているがその後の戦乱の為、 社殿神宝等悉く灰燼に帰したと口碑に残 っている。 御祭神の天児屋根命は中臣氏の祖神と され、言霊を掌る神であり、大中臣氏が 人と神との仲執り持ちである祝部(神吏) であったといれるところから祝部の祖神 でもあられる。 −境内石碑より− |
【 篠原神社 (加賀市) 】
