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廣田神社
ひろたじんじゃ
石川県輪島市小伊勢町丸垣内64
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式内社 能登國鳳至郡 鳳至比古神社 |
石川県輪島市にある。
輪島市の中心部から、鳳至川に沿って南西に2Kmほどの
小伊勢に鎮座。
249号線から西へ少し入ると、オープンで小さな境内がある。
境内入口には、白い石鳥居。
境内奥、鳳至川を背にして社殿が立つ。
かなりオープンな環境で、荒垣などが欲しいなぁ、
と、よそ者としては思うのだが、地元の方にとっては、
この方が親しみがあるのかもしれない、
と思いながらの参拝。
創立年代は不詳。
式内社・鳳至比古神社の論社で、
平田明神とも呼ばれた神社。
もとは、日隈という場所に鎮座していたが、
天文年間(16世紀前半)、鳳至川洪水のため、社殿が流出。
100mほど北の現在地に移動したという。
日隈の元宮跡を、道路改修で掘り起こした時に、
神像が出土した。
一説に、伊勢国から来た東・西の両氏が当地を開拓。
伊勢内宮・外宮を勧請し、字名も御伊勢と称したが、
本国に気を使って、小伊勢と改称したいう。
社殿には、酢漿草(かたばみ)の紋が付けられていた。
「平成祭データ」には、末社として水口神社が記されていたが、
境内では見当たらなかった。
僕が見落としたか、境外にあるのか。
鎮座地が川側にあるので、本来は、
そちらが主だったんじゃないだろうか。と思った。
鳥居 | 社殿 |
境内 |
広田神社
この神社は、延喜式内社鳳至比古神社ともいわれ、 近郷の惣社であったとも伝えられている。 神社には神像四躯と文明九年(1477)作の銅板 懸仏一面は輪島市の文化財に指定されている。 神社の神事として昔は「七草祭」があり、二月七日 に七草祭りを行っており、神前に七草をお供えして、三 十三鍋を炊いて、氏子一同直会をする。この直会には 参拝者全員に七合入りの盛相飯−本宛配分し、七草 のお菜も入れて食べさせたという。現在は三月七日 に変更し、祭典だけを行っている。 輪島市指定有形文化財 彫刻 昭和49年7月23日指定 広田神社の神像 四躯 一、木造男神坐像 二、木造女神坐像 三、木造男神坐像 四、木造僧形神坐像 −境内案内板より− |
【 広田神社 廣田神社 (輪島市) 】