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淺井神社
あさいじんじゃ
富山県高岡市福岡町赤丸5324
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式内社 越中國礪波郡 淺井神社 |
富山県高岡市福岡町にある。
福岡駅の北3Kmほどで、高岡市との境にある赤丸。
清水山の東麓に鎮座している。
34号線脇に鳥居と社号標が立ち、杉並木の参道が西へ200mほど続く。
この杉並木は、県指定天然記念物に指定されていたが、台風などの影響で、
古木が現象したため、指定が解除され、現在は、町指定天然記念物。
参道を進むと、東向きの社殿があり、後方、玉垣の中に本殿がある。
創祀年代は不明。
近世には、川人明神とも呼ばれており、
五位庄五十三ヶ村の惣社であったという。
近世まで、神仏習合の両部神道であり、
多くの伽藍が立ち並んでいたという。
当社の管理は、山伏西宝院が行っていた。
式内・淺井神社の論社だが、同じく論社である石堤鎮座の淺井神社とは
600mほどの位置に対峙しており、
式内論争が激しかったらしい。
合祀されている多くの神々は明治になって合祀されたもの。
参道の長さを見ても、往時の広大さがわかる。
境内には、大けやきがあり、こちらは県指定天然記念物になっている。
社号標 | 鳥居 | 杉並木の参道 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
本殿 | 本殿 |
境内の大けやき |
町指定 天然記念物 浅井神社参道の杉並木
昭和四十五年七月十七日指定
延喜式内社として近郷五十三ヶ村の総
社であった浅井神社は、神域広大にして
今もその境内には、数多くの巨樹老木が
繁っている。なかでも、二百メートルの参道の両側 には樹齢四百年から二百年を越える杉 並木がトンネルをつくっている。 戦後数度の台風禍にあい、古木の数が 減ったため、県の文化財の指定は解除に なったが、今なお当時の森厳さを備えて おり、町の重要文化財である。 −参道案内− 富山県指定 天然記念物 赤丸浅井神社の大けやき
昭和四十年十月一日指定
赤丸浅井神社の大けやきは、樹齢千二百年以上
ともいわれ、幹回り約九・三m、樹高約二十mあり、
富山県で最も大きな幹回りを持つけやきです。幹
は高さ五mのところで二つに分かれており、一
つはすでに枯れてしまいましたが、もう一方の樹
勢が現在も旺盛です。浅井神社は、養老元年(七一七)建立と伝えら れ、康保四年(九六七)に施行された法典『延喜 式』の「神名帳」に記載されている延喜式内社(越 中国三十四座、砺波郡七座の中の一座)です。 この古木は、浅井神社とともに人々の歴史を見 守ってきたといえます。 −けやき、ニレ科の落葉高木で、本州、九州、 朝鮮、中国に分布し、庭木や並木として植栽され ます。材質は強く、木目が美しい良材です。− −境内案内− |
【 淺井神社 浅井神社 (高岡市福岡町) 】