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諸岡比古神社
もろおかひこじんじゃ
石川県羽咋郡志賀町二所宮大坂平94
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能登半島の志賀町にある。
志賀町役場の南東5Kmほどの二所宮に鎮座。
能登道路の上棚矢駄I.C.から西へ1Kmの丘に境内がある。
道路脇に鳥居が立ち、舗装されていない土の参道が上へ延びており、
鳥居の左には、『式内諸岡比古神社』の社号標。
右側には、『大中津日子命御旧跡』と書かれた石碑。
参拝は午後、そろそろ夕方になる時刻。
参道を歩くと、鬱蒼と茂った木々の間から差し込む、
オレンジ色の夕陽に追われているような、そんな感じ。
創始年代は不詳。
御祭神・大中津日子命は、景行天皇の皇子であり、
羽咋神社祭神・石撞別命(景行天皇の弟)と供に、
能登へ下向され、当地に久しく住んでいたが、この地で薨去され、
郷民によって、この山に埋葬され、祀られたという。
伝承では、諸岡比古神は安津見鎮座の奈豆美比咩とともに海を渡って来た神。
はじめ百浦の海岸に漂着し、福野潟に入り、
奈豆美比咩と別れて現在地に鎮まったという。
式内社・諸岡比古神社の論社である。
社殿の扉には、鱗紋が刻まれていた。
鳥居左に社号標 『式内諸岡比古神社』 | 鳥居 | 鳥居右に石碑 『大中津日子命御舊跡』 |
参道 | 参道階段 | 境内の杉 |
社殿 |
拝殿 | 本殿 |
志賀町指定文化財 天然記念物の部
福野平野の東南に、ひときわ色濃く繁茂するのが
車塚古墳群のある諸岡比古神社の社叢である。長い
参道を登りつめると、拝殿に向って右側にこのスギがある。名称 諸岡比古神社のスギ 二所宮 諸岡比古神社 樹高約二五メートル、胸高囲六・〇五メートルを測る から志賀町に現存するスギでは最も大きい。頂部は落雷 のためか枯れて、牙状の芯が露出しているが、樹勢は 旺盛である。 この社叢で、スギ・アカマツ・オオモミジ・ヒサカキ・ ヤマボウシなどの老樹や大木を交えて形成されている。 そのなかにあって、古来より神木として崇められてきた このスギは、森の王者としての風格を誇示している。 −境内案内板− |
【 諸岡比古神社 (志賀町二所宮) 】