[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
気多大社
けたたいしゃ
石川県羽咋市寺家町ク1
|
|||
式内社 能登國羽咋郡 気多神社 名神大 |
羽咋駅から北へ約3Km強。寺家町にある。駅からのバス便は多くない。
南面する鳥居から参道が北へのび、神門内に社殿。
本殿左右に若宮神社と白山神社がある。
本殿後方は、「入らずの森」と呼ばれる10000坪の社叢で、
国指定天然記念物であり、一般の立ち入りは禁止されている。
その「入らずの森」に、奥宮が鎮座し、素盞嗚尊と奇稲田姫命が祀られ、
大晦日に宮司等神職により清掃が行われている。
また、この森には、三基の円墳がある。
古縁起によれば、人王八代孝元天皇の御宇、
越中北島の魔王が鳥に化して人民を害し、
鹿島路湖水には大蛇が出現して人民を苦しめていた。
この時、大己貴尊が出雲より眷属を引き連れて来臨し、
化鳥と大蛇を退治し、この地に垂跡したという。
「気多祭儀録」によれば、十代崇神天皇の頃の創建。
古い伝承によると、七尾市所口にある能登生國玉比古神社が、
気多大社の本宮と云われ、上世の昔、大己貴尊が
出雲より因幡の気多崎に至り、そこから当国へ渡って平定し、
その後、所口に鎮祭され、孝元天皇の頃に宮社を建立。
崇神天皇の頃、当社に鎮祭されたとある。
之乎路から直越え来れば羽咋の海潮凪ぎしたり船楫もがも |
大伴家持 |
鳥居・参道・神門・拝殿・本殿が北へ一直線に並ぶ。
本殿左右に若宮神社・白山神社が鎮座。
境内右手に、楊田神社・太玉神社・菅原神社などがある。
鳥居 |
神門 | 神門から拝殿 |
雪の境内 |
本殿 | 拝殿 |
社殿 |
左の若宮神社 事代主命 | 右の白山神社 菊理姫命 |
境内の摂末社など。
楊田神社 荒御魂神あるいは迦具土命、社殿はない |
太玉神社 太玉命 | 菅原神社 菅原道真 |
養老大黒像 | 養老大黒像 | 奥津島神社 奥津島姫命 |
気多神社 旧国幣大社 羽咋市寺家町 能登線 能登一ノ宮駅より〇、三粁 祭神 大己貴命 例祭 四月三日 神紋 山桜 本殿 流造 二五坪 境内 一五○○○坪 攝末社 九社 宝物 後奈良天皇御宸翰潮満球、正親町天皇綸旨 崇敬者 三万人 神事と芸能 鵜祭(一二月一六日) 平国祭(三月一八日〜二三日) 蛇ノ目神事(四月三日) 由緒沿革 気多大神宮とも称え奉り、古来能 登国一ノ宮として世に知られている。御祭神 大己貴大神は国土修営のため越の北島より船 で七尾小丸山に入り、宿那彦神等の協力を得 てこの地方の賊徒を平定せられた。その恩典 を慕いこの地に奉祭したのが本社鎮祭の由緒 である。当社は歴朝の御尊崇極めて厚く、崇神 天皇の御宇社頭御造営、醍醐天皇延喜式には 名神大社に、明治四年国幣中社、大正四年国 幣大社に列格せられた。(神社本庁別表神社) −『神社名鑑』− |
【 気多大社 】