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八坂神社
やさかじんじゃ
福井県丹生郡越前町天王18−24  Zenrin Data Com Maps display !!

八坂神社

五瓜に唐花



雨夜神社

六つ輪宝

(未確認)

八坂神社
旧郷社

御祭神
素盞嗚尊 奇稻田姫命 應神天皇

雨夜神社
式内社 越前國丹生郡 雨夜神社
旧村社

御祭神
雨夜神 保食神

福井県越前町にある。
福井鉄道・神明駅の西6Kmほどの天王に鎮座。
417号線を西へ進み、184号線を北上。
天王川を越えて、さらに北上すると当社に到着する。

入口の鳥居をくぐると、
八坂神社と刻まれた社号標が立ち、もう一つの鳥居。
参道を進むと、神門があり、奥が広い境内。

正面の一番大きな社殿が八坂神社。
その左に並んでいるのが雨夜神社。
雨夜神社は、明治時代に八坂神社境内に遷座されたが
八坂神社の境内社というわけではなく、
別の神社として扱われている様子。
『平成祭データ』にも『福井県神社誌』にも
別の項目として記載されている。
ただし、住所は当然同じなので、管理も同じだろう。

八坂神社社殿は、木造で古びた感じなのだが
後方の本殿はコンクリート造で新しく
印象がまったく違うのが面白い。

当社前に「泰澄の道」という案内板があり、
八坂神社境内の古図がある。
天王坂とよばれる道があり、
その途中に、雨夜神社の古社地があるようで
参拝開始時には、参拝後に歩いてみようと思ったが
参拝を終えた時には、その決意を忘れてしまった。

上記のように、当社には八坂神社と雨夜神社の二社が存在する。

八坂神社の創祀は、神功皇后が三韓を征して還幸の時、
この地の蛇谷山に祇園天王を勧請したことに始まるという。
鎌倉時代には、別当寺・応神寺が建立され、
応神寺七坊と称されるほどになった。
このように神仏合せ祀る神社として繁栄したが
明治になって、神仏判然の令により
阿麻伎美(あまきみ)神社と改称。
続いて八坂神社と改め、明治八年郷社に列した。

昭和三十六年の台風で境内杉木が多数倒木し、
これを期に、社殿を改築。
その際に、旧内陣の床下より多数の仏像・仏具が発見された。
いずれも平安末期のものと鑑定され、
仏像四躯、光背一面が重要文化財に指定された。
これらのものは、明治の神仏判然の際に
関係者によって隠されたものと考えられている。

雨夜神社の創祀年代は不詳。
『足羽社記』には、天王村の産土神にて
式内の雨夜神社なりと記されているという。
明治四十三年四月二十五日、八坂神社境内に移転し
麻畠鎮座の無格社稲荷神社が合祀された。

当社の境内は、背後の蛇谷山嶺谷に散在していたものを
応安七年(1374)境内に移転したもの。

境内左手に境内社三社。
左から、天満神社、愛宕神社、御塔神社。
境内右に境内社五社。
右から、薬師神社、八幡神社、市姫神社、神明神社、白山神社。

八坂神社の神紋は、祇園社に多い五瓜。
雨夜神社の神紋は未確認だが、
『福井県神社誌』には、六つ輪宝とある。


境内入口

参道

参道入口に辻神社

参道

神門

境内

社殿、左に雨夜神社

社殿

本殿

越前國丹生郡 雨夜神社

境内左の境内社
天満・愛宕・御塔

境内右の境内社
白山・神明・市姫・八幡・薬師


【 八坂神社 (越前町) 】

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