[HOME]  >  [神社記憶]  >  [北陸地方]  >
メニューを消去する。ページを印刷するために。 印刷用ページ


久豆彌神社
くつみじんじゃ
福井県敦賀市沓見75−8  Zenrin Data Com Maps display !!


五七の桐

式内社 越前國敦賀郡 久豆彌神社
旧村社

御祭神
木花咲耶姫命 瓊瓊杵命 大山咋命

福井県敦賀市にある。
敦賀市の西はずれ。27号線・旗護山トンネルの手前から北上した沓見。
旗護山(318m)の東麓に鎮座。

境内入口には、敦賀市指定文化財の大杉がある。
鳥居のすぐ後に拝殿があり、
拝殿後方の階段を登ると、本殿と、境内社が数社。

創祀年代は不詳。
周囲には多数の古墳が存在し、古代から存在していたと考えられている。

久豆彌と書いて「くつみ」と読む。
古くは、山王権現、山王十禅師権現とも呼ばれていたらしい。

山王とは、日吉のこと。
日吉大社で、「十禅師社」と呼ばれているのは、
樹下神社(鴨玉依姫神)だが、当社とおなじく女神を祀る。

当社は、女神(木花咲耶姫命)を祀るためか、
あるいは、同じ沓見にある式内・信露貴彦神社瓊瓊杵命)に対してなのか、
別名、女ノ宮とも呼ばれている。

社殿の瓦に桐紋が付いていた。
が、当社の神紋かどうかは不明。

覆屋の右手には、神明社と十禅寺社。
左手には、常宮社と猿田彦社。
拝殿のある下の境内右手には、松岡社という珍しい名の境内社があった。
他にも宝殿社があるらしいが、見落としたか。


社頭

鳥居と拝殿

鳥居横の大杉

拝殿後方の階段

境内の松岡社

階段上の覆屋

覆屋

常宮社と猿田彦社

神明社と十禅寺社

久豆弥神社 福井県敦賀市沓見
 宝殿山東麓にある。旧村社。もと沓見大明 神と称し、祭神は木花開夜姫命邇邇芸命大山咋命である。宮之内の信露貴彦神社(旧村社)は もとは白木大明神と称し、祭神は邇邇芸命・日 本武尊である。両社は「延喜式」神名帳にみえる 敦賀郡の「久豆弥神社」「信露貴彦神社」に比定さ れている。後者は「文徳実録」斉衡三年(八五六) 九月一七日条に信露貴彦神とみえ、官社に列し、 従五位下となっている(同月二八日条)。両社はそ れぞれ女ノ宮・男ノ宮とも称され、両社の祭礼 田植祭は俗に沓見祭といい、王の舞が行われた。 「敦賀志」はその様子を次のように記す。
当村の神事ハ四月六日なり、旧家の農民(諸人と称す)拾余人、素襖帆懸烏帽子を着、拝殿に二行に列坐し、謳ひ物有て田植のまねぴをなす、甚古の遺風あり、王の舞有、鼻高き仮面鳥兜を着し、手に鉾を持静にわざおきす(神代火酢芹命火々出見尊ニなやまされ玉ひしさまを学ふ也と云説有、然らんか)式竟て退下す、程なく白木社より獅々舞出来り、此社よりも出て、神前の馬場先にて舞遊ふ、其より村中の大路をへて白木社に至りてまふ、種々の作法甚古雅なり(王ノ舞ハ若狭にも有ときく、釈日本紀ニ王のまひの面とあれハ、昔ハ京にも有つるか)

−『寺院神社大事典 近江・若狭・越前』−



【 久豆弥神社 久豆彌神社 (敦賀市) 】

ボーダー




北陸地方
japanmap
全国 北海道・東北地方 関東地方 甲信越地方 北陸地方 東海地方 関西地方 中国地方 四国地方 九州・沖縄地方
富山県
下新川郡 朝日町
下新川郡 入善町
滑川市
魚津市
高岡市
黒部市
射水市
小矢部市
中新川郡 上市町
中新川郡 立山町
砺波市
南砺市
氷見市
富山市

石川県
かほく市
羽咋郡 志賀町
羽咋郡 宝達志水町
羽咋市
加賀市
金沢市
鹿島郡 中能登町
七尾市
珠洲市
小松市
能美市
白山市
鳳珠郡 穴水町
鳳珠郡 能登町
輪島市

福井県
あわら市
おおい町
越前市
吉田郡 永平寺町
今立郡 池田町
坂井市
鯖江市
三方郡 美浜町
三方上中郡 若狭町
小浜市
大飯郡 高浜町
大野市
丹生郡 越前町
敦賀市
南条郡 南越前町
福井市