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佐支神社
さきじんじゃ
福井県三方郡美浜町久々子6−4
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式内社 若狭國三方郡 佐支神社 |
福井県美浜町にある。
三方五湖の一つ・久々子湖の湖畔に鎮座。
美浜駅から西へ2Kmほどの場所、道路側に観光用の休憩所があり、
駐車場やトイレが設置されているが、
その裏側(北)の小道を少し歩くと、境内に到着する。
境内は東向き(やや南より)で、スッキリとした構成で、
鳥居の奥に、もう一つの鳥居と拝殿。
その後方に、覆屋(上屋ともいう)の中に本殿がある。
覆屋の庇が、長くて、なかなか雰囲気が面白い。
往古、古崎という地にあったことにより、
社号が、佐支(さき)になったらしい。
その後、村の移動に伴い、現在地に遷座。
以前は、江本大明神と称していた神社。
明治四年に、式内・佐支神社に比定され、
以後、佐支神社と称するようになったという。
祭神に関しては、境内案内には、素盞嗚尊と書かれていたが、
『平成祭データ』では、佐支大神となっていた。
佐支という社号が、地名からとられ、
「崎」「岬」など、湖に突き出た地形によるものであれば、
地元特有の土地神、あるいは、湖神であるのが自然だと思う。
神紋は、社殿に付いていた桐紋だと思う。
敦賀周辺の神社には多い神紋。
社頭 |
鳥居 | 鳥居と社号標 | 境内鳥居と拝殿 |
本殿覆屋 |
本殿覆屋 | 多くの石碑が祀られている |
当社は平安時代の初期(約千余年前)の 延喜式神名帳に載せられた古社である。 天慶年間に今の三方町家傍から久々子の 祖先住民の移動と共に、此の字、的場に 鎮座し、以来元亀年間の兵火によって焼失、 のち再建されたと伝えられている。 更に明治四十一年末社八社の合祀の機に 社殿の新築造営に着手、大正元年十二月 本殿を、翌二年十二月に拝殿が落成した。 よって大正三年十一月村社に列せられ、 翌四年一月神饌幣帛料供進神社に指定された 由緒ある社である。 社名の由来は古の鎮座地の地名である。 −社頭掲示より− |
【 佐支神社 (美浜町) 】