[HOME]  >  [神社記憶]  >  [東海地方]  >
メニューを消去する。ページを印刷するために。 印刷用ページ


杉桙別命神社
すぎほこわけのみことじんじゃ
静岡県賀茂郡河津町田中153  Zenrin Data Com Maps display !!
木宮や神代の昔偲ばるる仰ぐも尊し樟の大森 夢安禅師

五七の桐

朱印のページへ!!

式内社 伊豆國賀茂郡 杉桙別命神社
旧郷社

御祭神
杉桙別命
合祀 五十猛命 少彦名命 笹原姫

静岡県の河津町にある。
伊豆半島の南東部、下田の北。
伊豆急行・河津駅の北西1Kmほどの田中に鎮座。
駅からまっすぐ通りを進むと、参道入口がある。

ちょっと狭い道を進むと鳥居が建ち、
さらに進むと境内。

参拝は正月二日だったため、
境内には大祓の茅輪が設置され、
観光客・初詣客も多く、
仮設テントで迎春用の品々が売られていた。

ということで、社殿の周りには人が参拝をする人が多かったのだが
人が途切れるまで、しばらく周囲を散策。

参道の正面に大きな拝殿があり、
拝殿の後方には、さらに大きな本殿覆屋。
その覆屋の左手に、大きなクスの木が聳えていた。
国に天然記念物だそうで、樹高24m。
周囲は、垣に囲まれた苔むす場所で近づけないのだが
あまりに立派なので、参拝待ちの間、ずっと眺めていた。

創祀年代は不詳。
和銅年間の再建という古社。

式内社・杉桙別命神社に比定され、
『伊豆國神階帳』に「従四位上 ほこわけの明神」とある神社で
大見十六村(川津十七村とも)の惣鎮守。

建久四年、源頼朝により再建され、
社田九十三石が寄進されて、守護使不入の地とされた。

古資料には、木野明神・川津木の宮・来宮明神・木之神社・鬼崎明神などとあり
通称は来宮神社、明治まで木野宮大明神・来宮大明神と称していたが
明治二年、現社号にもどされた。

当社の行事に「鳥精進・酒精進」というものがあるらしい。
当社の氏子は毎年十二月十八日から二十三日まで禁酒し
鳥肉・卵を食べないという。

昔、当社祭神・杉桙別命が酒に酔い、野に寝ていた時に野火が起き、
火に囲まれてしまった。
そこへ小鳥たちが飛来し、羽根に水を含ませて消火。
命を救った故事に由来するもの。

合祀の笹原姫は、式内社・佐々原比咩命神社の御祭神。
笹原の地に祀られていたが、昭和三十八年、当社に合祀された、
が、現在は、元地笹原に再建され、姫宮と称している。

境内左手に、「秋葉山神社・山神社」と書かれた祠に納まった境内社がある。
祠の内部には、3つの小祠が祀られている。
また、その祠の前の参道脇に、石祠が幾つか並んでいるが、
詳細は不明。
『式内社調査報告』には、境内社として
山神社・道祖神社・宇賀神社・寒神社・稲荷神社・
天神社・水神社・天神社・熊野神社・小島神社・
歳之神社・産霊神社・大楠神社の名が記されている。


参道鳥居

境内入口

大祓茅輪

拝殿

社殿

大樟と本殿覆屋

大樟

境内社

内部の祠


【 杉桙別命神社 】

ボーダー




東海地方
japanmap
全国 北海道・東北地方 関東地方 甲信越地方 北陸地方 東海地方 関西地方 中国地方 四国地方 九州・沖縄地方
愛知県

静岡県
伊東市
伊豆の国市
伊豆市
下田市
賀茂郡 河津町
賀茂郡 松崎町
賀茂郡 西伊豆町
賀茂郡 東伊豆町
賀茂郡 南伊豆町
掛川市
湖西市
三島市
周智郡 森町
駿東郡 清水町
駿東郡 長泉町
沼津市
焼津市
榛原郡 吉田町
静岡市 葵区
静岡市 駿河区
静岡市 清水区
田方郡 函南町
島田市
藤枝市
熱海市
磐田市
浜松市 中区
浜松市 西区
浜松市 北区
浜松市 天竜区
富士宮市
富士市
牧之原市

岐阜県
安八郡 安八町
安八郡 神戸町
安八郡 輪之内町
羽島市
加茂郡 東白川村
加茂郡 白川町
岐阜市
恵那市
高山市
大垣市
中津川市
飛騨市
不破郡 垂井町
揖斐郡 大野町
揖斐郡 池田町
揖斐郡 揖斐川町
養老郡 養老町

三重県
伊賀市
伊勢市
桑名市
志摩市
松阪市
多気郡 多気町
多気郡 大台町
多気郡 明和町
鳥羽市
津市
度会郡 玉城町
度会郡 大紀町
度会郡 度会町
名張市
鈴鹿市