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 ほそえ
[静岡旅行] 静岡県浜松市北区細江町気賀996

式内社 遠江國濱名郡 角避比古神社 名神大
式内社 遠江國引佐郡 大神社
旧郷社

御祭神
建速素盞嗚尊 奇稻田姫尊

静岡県浜松市細江町にある。
JR気賀駅の北300mの気賀に鎮座。
浜名湖の北西岸に近く、井伊谷川と都田川が合流する河口近く。

362号線に南面して境内があり、
道路に面して薄い朱の鳥居。(ひょっとすると桃色)
参道や境内には、五百年の夫婦楠など、楠の巨木が多く、鬱蒼とした雰囲気。
参拝当日は天気も良く、朝日の木漏れ日で、写真は一様に斑模様だ。
天気の良い日は、青空が綺麗だが、木々の多い境内撮影にはむかないのだ。

参道を進むと正面に拝殿。拝殿の後方、垣の中には流造の本殿がある。
境内には、多くの境内社が鎮座しており、中には立派な社殿のものも。

創祀年代は不詳。
一説には、永正七年(1510)の創建といい、
また天正十二年(1584)十二月とも。

牛頭天王を祀る神社で、通称は、気賀のお天王さま。

また、式内・角避比古神社の論社の一つ、
というより、後継社という表現の方が正しいかもしれない。
明応七年(1498)の大地震・大津波で、
浜名湖口に鎮座していた角避比古神社が流出し、村櫛へ漂着。
一時期、仮宮で奉祭されていたが、再度の地震・津波により、
赤池(当社の東南300m)に漂着し、
翌年、当社へ祀られたという。

『特選神名蝶』によると、
「角避比古神は津の幸彦の神にして
湖口の開塞を知りて民の幸福を知ります神と云義にて
実は水門の功徳を称へ奉れる御名ならん」とある。
角避(つのさく)は、津の幸らしい。

角避比古神社は、遠江国の大社として、
明治四年に国幣中社に列せられたが、
その論社の中から特定できず、
鎮座地不明のため社格は除かれた。
一般には、地震や海嘯のため、
海中に没してしまったと考えられている。


さらに、当社は、式内社・大神社の論社でもあるが、
こちらに関しては、あまり有力ではない様子。

細江神社御由緒
一、御祭神
   素盞嗚尊 奇稲田姫尊
一、例祭日
   七月第三土曜日
一、御由緒
 名神大社 角避比古神社(元国幣中社)は浜名郡新居町 に御鎮座、第五十五代文徳天皇嘉祥三年(八五〇年)官社 に列せられた立派な神社で、浜名湖入口の守護神として氏 子の方々に厚く信仰されていたが、第百三代後土御門天皇 明応七年(一四九八年)八月二十五日、大地震、大海嘯が おこり、神殿、建造物がことごとく流没したが、奇跡的に ご神体は、村櫛をへて、伊目の十三本松に漂着、里人は隠 岐大明神の地に仮宮を建てて祀った。
 しかし十二年後再び地震による大津波のため、気賀の赤 池へと漂着された。気賀の里人はこの地に仮宮を建てて祀 り、翌月九月現今の地に社殿を建て、牛頭天王社と称え祀 ることとなった。以来気賀の総鎮守としてあがめられ、明 治六年三月、神社の社格が郷社となったが、戦後はこの制 度は廃止となった。
 赤池の里は当社より約三百米東南にあり、例祭日には神 輿の渡御が行われる。
一、御神徳
 清く、正しく、睦まじく、強く、すべてのものを生かし 伸ばし育てる。これが神様の御教えであります。
 人間の罪穢れや、悲しみ、喜び、そして生死といった、 自然界、人間界のさけがたい運命を一身に負いながら、そ れを良い方向に導くために苦労された神様です。
 悩める人、苦しめる人は胸中を知り、その人々に起る災 厄、疫病を除くに喜んで救の手を差しのべられる神様です。
 そして人々の罪を償われようとする御神徳により、疫病 除けは勿論、豊作、大漁、招福、開運、万民守護、縁結び の神様として信仰されています。
一、地震災難消除
 御由緒の中に書いてありますように、当社は明応七年の 大地震により御神璽が一番安全な所として、この気賀の里 に着御し、地元の人々が地震にも負けない尊い神様だと創 立した神社です。
 いつ発生するかわからない災難を最小限でありますよう に、又最小限ですむように祈祷する神社です。

−境内案内より−


御由緒
細江神社は古くは牛頭天王社と申し、今日なお一般に気賀のお天王さまと尊称されております。 社伝によれば、名神大社角避比古神社、元国幣中社、は浜名郡新居町に御鎮座、第55代文徳天皇嘉祥3年8月( 850年) 官社に列せられた立派な神社で、浜名湖入口の守護神として氏子の方々に厚く信仰されておりましたが、第103代後土御門天皇、明応7年(1498年)8月25日、大地震、大海〓がおこり、社殿、建造物がことごとく流没し、御神璽が当地赤池の里に着御、里の人々が尊んで御仮宮を建てて、年年お祭りをしておりましたが、永正7年(1510年)新しく社殿を現今の所に建てて奉遷し、牛頭天王社と称え、気賀の郷の総氏神様としてお祀りをして来ました。 明治元年9月社名を細江神社と改め、明治6年3月郷社に列せられましたが戦後この制度は廃止となりました。 赤池の里は当社より約300メートル東南にあり、例祭当日、御神輿の神幸祭を盛大に執行致して居ります。

−『平成祭データ』−

鳥居をくぐって、すぐ右手には、小さな祠・市神社(大市比賣命)。

境内の右手には、藺草神社が鎮座。
宝永四年(1707)十月、の大地震・大津波によって被害を受けた
当地に稲作農家を救済するため、領主・近藤縫殿助用隨公が
豊後の藺草(井草)を取り入れ、復興させたことに由来する神社。
祭神は、その近藤縫殿助用隨公。

藺草神社の前には、根元に大きなムロのある楠があり、
案内板によると、大蛇と大蝙蝠が、決闘を行ったムロであるらしい。
決闘の血の跡が残っているということだが。

境内の左手にも境内社が並んでいる、
拝殿に近いところから、小祠・鍬大神宮(大年神)。
素盞嗚尊の御子八柱を祀った八柱神社には、
居森殿(素盞嗚尊の幸魂)と弥五郎殿(大己貴命・武内宿禰命)が合殿。
その左に三つ並んだ祠。
四所神社(八幡大神・稻荷大神・秋葉大神・徳川家康)、
天王稲荷神社(倉稻魂命)、細江天満宮(菅原道眞公)。
境内の左端には、八幡神社(應神天皇・玉依姫命)がある。

「むかし話」 大蛇と大蝙蝠の戦い むかしむかしの話しですがこのクスノキの大穴の中で大蛇と 大蝙蝠が「このクスノキの主はおれだ…」とたがいに言いはりま した。そのために大蛇と大蝙蝠はしだいになかがわるくなり ついにおおげんかとなってしまいました。
大蛇は長い体で大蝙蝠をぐるぐると強く巻つけ、大蝙蝠も負け てはいません。するどいキバで大蛇のからだに食いつき…
この戦いは三日三晩もつづいたと言はれています。
大蛇も大蝙蝠も血だらけになり、ついに力がつきはててしまい ました。クスノキの空洞の中には、そのときに流したと思われる 血のあとがあります。

−境内案内板より−


藺草神社
 宝永四年(一七〇七年)の十月、遠州地方で 大地震があり、押し寄せた高潮のため、浜名湖 沿岸の田には塩が入り、稲は全滅の状態でした。
 困り果てた村の庄屋達は、当時の気賀の領主 近藤縫殿助用隨公に、その苦境を訴えました。
 領民のためを思う名君であった用隨公は、今 後の稲作の事を、領民と共に思い悩みました。
 それからしばらくして、用隨公は、大阪での 会議で隣り合わせた豊後の国(現在の大分県) の領主松平市正に、領内の窮状を相談したとこ ろ、市正は、「ほう、それはお困りじゃな。で は、余の領内の豊後の藺草を植えたらどうじゃ。 これは、塩に強いということでな」と言い、国 元から琉球藺の苗を取り寄せてくれました。 大いに喜んだ用隨公はこれを持ち帰り、領内の 田に植えさせました。
 これが、浜名湖岸一帯 の名産物、琉球藺の始ま りです。その後、琉球藺 は周辺の各村に広まり藺 草を使った畳表の製織は、 冬の農家の副業として、 この地方を潤しました。
 この藺草神社は、藺草 をこの地方に初めて広め てくれた用隨公の徳をた たえて造られたものです。

−境内案内板より−


藺草神社
御祭神( 気賀領主) 近藤縫殿助用随公
例祭日、7月14日
浜名湖及び引佐細江の土地は応永、明応、宝永の4度にわたる大震災の為に陥没し、 今切口に於て太平洋と直結し淡水湖が塩水とかわり肥沃田が塩田となり悲惨の極に おちいりました。時の領主近藤用随公(御祭神)はこの災害復旧に全力を傾注した のですが、一旦浸透した塩分の為、稲作等の作物が成育しませんでしたが、琉球藺 草なら塩田にも成育する由を聞いて九州豊後国(現大分県)の領主松平公より藩外 移出禁止の藺草の苗を特に頒けて戴き、自から庭内に試植研究せられ自信を得て后 普く領民に頒ち産業として奨励されたのであります。
生業を与えられた領民等は意気大いに揚がり200年の長い間生産努力精励した結果、 之を原料とした畳表がこの気賀の特産として全国に遠州表の声価を伝へ広めたのであ ります。
御祭神用随公没後領民一同御祭神の大徳を偲びこの大恩に報ゆる為、産業の神として、 又禍を転じて福となす( 転禍為福) 神として此の細江神社の境内に神社を建て藺草神 社と称え奉斎す。御祭神の御法名を活民院殿( 民を活かす) と申し上げるも正に以上 の事由と拝察致します。

−『平成祭データ』−





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