かわらぶち
三重県伊勢市船江上社東隣

式内社 伊勢國度會郡 川原淵神社
豊受大神宮摂社

澤姫命

伊勢市駅から北へ1kmほど。「船江上社」の東隣にある。
東隣ということだが、境内にあるという感じだ。
ただし、神宮の摂末社の管理は神宮なので、
敷地としては、隣ということになる。

とにかく、朧ヶ池にある船江上社の鳥居をくぐって右手。



創建については不詳。延暦二十三年(八〇四)の 『止由氣宮儀式帳』に「載官帳名社」として社名を掲げ られ、『貞観式』に載せられ(金剛寺本延喜神名式に「貞」の 書き入れあり)、延喜式(大神宮式・齋宮式・神名式)に登載さ れる。大神宮式によると「祈年・新嘗の祭に預る」外宮所 摂十六座の一つとある。現在、豊受大神宮摂社。

−『式内社調査報告』−


船江上社は、なかなか大きな神社で、境内に末社も多い。
本殿の左右に、東殿・西殿がある。


船江上社ふなえかみのやしろ
所 在  伊勢市船江一丁目十番地一四〇号
主祭神  澤姫神 天牟羅雲命(西殿)・八幡大神(東殿)などを合祀
例 祭  九月十五日
特殊神事 三月一日神事
 当社地は、むかし、外宮摂社河原淵神社の社地であっ たとされたいます。
 戦国時代、荒れるにまかせたその宮跡に、付近の住 民が自分達の産土神をまつったようです。祭神は古来 八幡神など称していましたが、大正二年、その河原淵 神社の祭神澤姫神を当社の主祭神ときめました。
 なお、社名は、むかし船江の上下の二村あり、当社 が上船江に位置し、この地の産土社であることをあら わしています。
 また神社の前の池は朧ヶ池といい、かつて宮川の分 流がここを通って勢田川にそそいでいた名残です。
 どんな日照りでも、乾れることがないといわれてい ます。

−『境内案内』より−