たかおかみ
広島県福山市新市町大字藤尾

式内社 備後國葦田郡 國高依彦神社


御祭神
高靇神
相殿 高魂命 (國高依彦神社)
相殿 月夜見命 猿田彦命 松浦明神

広島県福山市(昔は芦品郡藤尾村)。
ここは、かなり分かりにくい場所。
いや、ある意味では、分かりやすいかもしれない。
とにかく、地元で聞くしかないと思う。

JR新市駅から北上し、備後一宮・吉備津神社前を通過する26号線を、
ひたすら北上して、6Kmほど。
右折して、川に掛かる橋を、藤尾滝方面へ。
狭い車道を2Kmほど走ったところに民家が数軒かたまった場所がある。
その民家の横に、山頂への入口があるが、
案内は無いし、山への道は数本あるので、聞くしかない。

農家の庭で、作業をしていたお婆ちゃんに聞いて、
道路の北側の民家横から、山道を登る。
山道は、綺麗に維持されているので、革靴でも登れる道。
10分ほど登ると、上写真の鳥居があり、そこから少し上に、
石段があり、神門・拝殿・本殿がある。

当社は、龍王社、八代龍王社と呼ばれ、
境外に御滝を祀っているらしい。
もう2Kmほど進むと、藤尾滝があるが、
そのあたりにあるのだろうか、行き忘れた。
御滝は3つあり、
一降は罔象女神、二降は豊玉姫命、三降は長津彦命が祭神

相殿に祀られる國高依彦神社の祭神は、
高魂命とされているが、付会のようだ。
國高依彦神と考えるのが普通だ。

参拝を終え、お婆ちゃんに礼を言って、車に戻る。


『西備名區』巻五十三の「八大龍王神社」の条には、
當社は父尾谷山の半腹に鎮座あり麓の川上に瀧あり一 の降二の降三の降と云あり旱魃之時は當社に雨を乞ひ 瀧に御祓して吉凶を伺ふ時に蛇瀧壺に浮をれば雨必ず 降る鱈魚をれば雨なしと云ふ初め一の降に吉凶を下し 験なければ二の降に乞ふ二の降に験なければ三の降に 至る三の降に験なければ大旱の及ぶと云ふ
と、瀧の信仰を傳へてゐる。

−『式内社調査報告』−