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國司神社
くにしじんじゃ
広島県福山市芦田町上有地423  Zenrin Data Com Maps display !!


五瓜に唐花

式内社 備後國葦田郡 國高依彦神社

御祭神
大國主神 國高依彦命 石川王

福山市にある。
JR福塩線の上戸手駅から南西に3Kmほどの芦田町上有地に鎮座。
芦田川を渡り、1Kmほど南下して
有地川に沿って西へ2Kmほどの場所。
北東へ延びる参道の途中には石の鳥居。
鳥居をくぐり、さらに参道を進む。
参道の長さは100m以上あるかもしれない。
とにかく、真っ直ぐ進むと、境内入口の鳥居があり、
階段を登った丘の上に境内社殿がある。

参拝は、年末の休日。
迎春準備だろうか、参道階段には提灯がズラッとぶら下げられていた。

創始年代は不詳。

社伝によると、壬申の乱で大功のあった石川王が
吉備大宰(吉備総領)となって当地を治め、
当社を尊崇して、社殿を造営したという。

石川王が薨去された後、当社に祀り
国司の社と呼ばれるようになった。

「国司」と書いて、通常は「こくし」と読むが、
当社の社号では「くにし」と読む。
これは、この地方の言葉訛だという。

ただし、古くは、国四神社、九四神社とも記されており、
国司という字も当て字かもしれないが。

主祭神は、大國主神と國高依彦命。
國高依彦命を祀るところから、
式内社・國高依彦神社の論社とされている。

拝殿の中、中央に額があり、
『顕彰の辞』が書かれていたが、
内容は、何かの石碑を写したもののようだ。
境内の何処かに、その石碑があるのだろうか、
参拝時には、気付かなかった。


参道

参道鳥居

境内入口

鳥居

階段上の境内

境内から参道を見下ろす

拝殿

本殿

顕彰の辞
国司神社には 大国主神 国高依彦神
石川王の三柱の神を斎き祀る
日本書紀に拠れば
石川王は 壬申の乱に 大功あり
天武天皇より 吉備大宰に任ぜらる
即ち 恵政を布き民を撫し農耕を起し
国人より慈父の如く仰がる
然るに 天皇の八年三月九日 病を得て
吉備の国府の館に薨りぬ 天武天皇
聞かして大く哀しみ 大恩を降し
初めて 諸王の二位を贈り給いき
とあり
国人深く悲しみ 王が生前 大国主神
国高依彦神の二神を祀り 尊崇厚かりし
社に国司の神として合せ祀る と
王薨りてより 幾星霜移りて 当に千三百年
氏子達相議り 御事蹟を偲び この里の安らけ
く生業に勤しみ 栄え行く世に感謝の誠を
捧げ 茲に 王を顕彰し 以って 御神徳を
永遠に伝えんがため此の碑を建つ

−拝殿内の額より−



【 国司神社 國司神社 (芦田町) 】

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