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式内社 隠岐國知夫郡 大山神社 旧村社 大山祇命 隠岐島前、西の島の中心当り、美田にある。 社前の道路は新しく、広くなっている。 南に行くと焼火神社のある焼火山があるが、 昔は、この山全部が、大山神の神奈備だったようだ。 |
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當社の由緒は、前記燒火山上に鎭まります燒火
神社の由緒と密接に關連する。いふところの燒火神社は、
もともと燒火権現と稱し、その境域の全體は雲上寺と號し
て、明治の神佛分離まで、専ら修験系の所謂社僧がこれを
奉斎してゐた。「燒火権現縁起」によるとその発端は、「昔
一條院之御宇某年、海中有光數夜、一夕飛而入此山、村人
尾迹蹐跼而登、忽見一岩之獨立、其形如薩陀」となってゐ
るが、けだしこれはもともと此の山が、大山の神の鎭
まります聖山であったからに外なるまい。前記の縁起にも
「斯山往昔稱大山也」とある如く、もともと此處は燒火山
では無く大山であつて、恐らく古くは、この山の全體が山の
神のいはば神名備であつたと思われる。(略) 近世まで降ると、も早や大山の神とは燒火明神のことな りといふ認識まで生ずるやうになる。(略) かくて明治維新に至るが、維新に至ると神佛分離 令が出た事によつて、燒火権現は大山明神と離れ、かつ燒 火神社として再生し、大山明神は式に據つた大山神社の昔 に返り、この地區の氏神として明治五年村社に列せられた。 −『式内社調査報告』− |