くらみ
島根県松江市新庄町994

式内社 出雲國嶋根郡 久良弥神社
合祀式内社 出雲國嶋根郡 同社坐波夜都武自分(別)神社
旧郷社

闇於加美神,速都牟自別神
配祀 都留支日子神,宇迦之御魂神
合祀 素盞嗚命,建御名方命

豊受媛神
配祀 速都牟自別神
合祀 都留支日子神,素盞嗚命,建御名方命 『明治四十五年神社明細帳』

都留支日子神,倉稲魂神 『雲陽誌』
闇御津羽神 『神名帳考證』

島根県松江市。
中海に面した新庄町にある。田畑の奥に鎮座。
中海沿いの車道からは見えない位置にある。
車道から、東へ延びる参道の突き当り。

鎮座地は、嵩山の東北麓にあたり、
古社地は、嵩山の中腹、当社から南西へ1Km程の椋見谷。

祭神は明確ではない。
明治の『神社明細帳』では豊受とあり、『雲陽誌』では倉稲魂。
これは、「クラミ」という社名を「倉稲」と解釈したものだろうか。
現在、祭神とされている闇於加美神や、『神名帳考證』の闇御津羽神は、
同所に祀られている速都牟自別神が風神であることに対し、水神としたもの。

あまり広くはなく、こじんまりとした印象。
日没間近のせいか、やや暗い。
周囲は田畑で、農作業をしていた地元の方に聞いて辿り着く。


久良弥神社 旧郷社
松江市新庄町
祭神 速都牟自別神 都留伎日子神 他三柱
例祭 一○月一七日 本殿 春日造二坪 境内 八一七坪
末杜 一社 氏子 九九戸
由緒沿革 延喜式神名帳に久良弥神社、出雲風土記に久良弥社と見え、風土記に同社波夜都武志別の社と竝書されている。文徳実録に仁寿元年出雲国速都牟自別神に従五位下を授くとある。合祭都留伎日子神は此地開拓の祖神に坐し、武男絶倫を以てその名をツルギに負わせ給い、椋見国の氏神であった。其後醍醐天皇隠岐へ御遷幸の折、本社に海上安全を祈らせ給う為め勅使を御差遣になったと伝える。松江城主松平侯の崇敬厚く、綱隆侯は本社を造営せられた。明治五年郷社に列す。

−『神社名鑑』−