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神魂神社
かもすじんじゃ
島根県松江市大庭町
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島根県松江市、風土記の丘近くにある。
案内が出ているので迷うことはない。
「神魂」と書いて「カモス」と読む。
当社の神紋は、「有に字」なのだ。
本殿左右に末社が並ぶ。本殿は国宝らしい。
意宇六社の一社。意宇六社とは、
神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社。
創祀年代は不詳。
社伝によると、天照皇大神の神勅を奉じ、
天穂日命が大国主命に出雲国奉還を促した時、
大庭釜ケ谷に天降り、出雲大神・出雲国総産土大神として祀ったという。
よって、大庭大宮と称された神社。
出雲国造家の大庭における祖神の斎場として機能していたようだ。
当社の文献上の初見は、1208年の「鎌倉将軍下文」。
平安中期以降の創建と考えられる。
往古、出雲国造は当地にあり、古代出雲の中心地であった。
当社本殿は、室町時代のもので、最古の大社造。
国宝に指定されている。
内陣の御内殿は出雲大社とは逆向き。
内部壁面には、出雲国造神火相続式の図・舞楽図、
神有祭に因む佐太神社、加賀の潜戸図などの壁画が描かれている。
参道の鳥居 | 社域入口の鳥居 |
階段上に社殿 | 拝殿 |
社殿 |
国宝 大社造 本殿 | 国宝 大社造 本殿 |
本殿左の境内社 武勇社・蛭子社・荒神社・外山社 | 本殿右の境内社 杵築社・伊勢社・熊野社・釜 |
重文 二間社流造 貴布禰稲荷両神社 | 少し離れて 秋葉社 |
神魂神社案内 御祭神 伊弉冊大神 伊弉諾大神 祈念祭 四月十八日 例祭 十月十八日 新嘗祭 十二月十三日 当社は出雲国造の大祖天穂日命がこの地に天降られ出雲の守護神として創建、以来天穂日命の子孫が出雲国造として二十五代まで奉仕され、大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のため参向されている。 本殿は室町時代初期、正平元年(一三四六年)建立の大社造で、その大きさは三間四方高さ四丈あり出雲大社本殿とは規模を異にするが、床が高く、木太く、特に宇豆柱が壁から著しく張り出していることは大社造の古式に則っているとされ、最古の大社造として昭和二十七年三月国宝に指定されている。 本殿内は狩野山楽土佐光起の筆と伝えられる壁画九面にて囲まれ、天井は九つの瑞雲が五色に彩られている。 −境内案内より− |
【 神魂神社 】