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藤内神社
ふじうちじんじゃ
茨城県水戸市藤井町874
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式内社 常陸國那賀郡 藤内神社 |
茨城県水戸市にある。
水戸市街地から123号線を8Kmほど北上した、那珂川の西岸。
123号線から1Kmほど西へ進んだ道路脇に鎮座。
境内入口の鳥居は木々で隠れ気味。
枯葉の季節になれば、全貌が見えるのかもしれない。
それほど参道には木々が多く、欝蒼としたイメージなのだが、
社殿のある境内は、かなりあっさりとしているのだ。
境内周囲の道路の影響だろうか。
社名の藤内は、神社が、藤林の中にあったからだそうだ。
社伝によると、当社の西5Kmほどにある朝望山が、
祭神・經津主命の神山。
養老5年4月12日、朝望山の峰に霊光が輝き、
その光が、当地・藤内の地に下りて来た。
人々は驚き恐れ、6月15日に社殿を建立し、創祀したという。
一説には、嘉祥年中に、神託により香取神宮の神を勧請したとも。
藤内神社の茅ノ輪くぐりは有名らしく、
境内には由来を記した石碑があった。
社名から、藤を用いた神紋を期待していたが、
拝殿にも本殿にも、巴紋だった。ちょっとガッカリ。
境内入口 |
鳥居 | 参道 | 参道の鳥居 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
藤内神社の茅の輪くぐりは寛政一二年(一八〇〇)に始まり、一年も
欠かさず行われてきた。そのため地区内に疫病などがはやることがなか
ったという。茅の輪くぐりは、毎年六月三十日の大祓(夏越の祓)の日
に、氏子たちがちがやで作った輪をくぐり、無病息災を祈る神事である。
この神事は各地の神社で行なわれているが、藤内神社はその歴史が古い。 −境内石碑より− |
【 藤内神社 (水戸市) 】