[HOME] > [神社記憶] > [関東地方] > |
|
宇藝神社
うげじんじゃ
群馬県富岡市神成1178
|
||
式内社 上野國甘楽郡 宇藝神社 |
群馬県富岡市にある。
上信電鉄神原駅の北西1Kmほどの神威。
254号線から北上する道の突き当たりに鎮座。
ちょっとした公園のような雰囲気の場所の奥に階段があり、上に赤い鳥居。
鳥居横に神楽殿があり、そこからまた、階段を上ると正面に社殿がある。
社伝によると、天武天皇白鳳7年4月8日の創建。
当社の西500mほどの道端に、小さな池があり、
庚申などの石碑がいくつも並んでおり、「吉田の池」と呼ばれている。
当社例祭日には、当社よりも先にここで獅子舞が演じられる場所。
その池から山を上り中腹の岩の割れ目に、当社奥宮で
「ウガジンサマ」と呼ばれる小祠があり、当社の古社地と考えられている。
「宇芸」と書いて、「ウゲ」と読む。
「ウケ」は、食の意味だそうで、御饌津の神。
伊勢の内宮に対する、外宮(こちらは、トユウケ)のように、
貫前神社の御饌津神と考えられている。
あるいは、貫前神の姉神との伝承もある。
また、当社の神宝に船があり、貫前の船ライン(荒船・貫前・小船)上に、
当社の古社地があることから、舟を表す「槽(おけ)」との説もある。
赤い鳥居には、「宇藝神社」「赤城大明神」の扁額があり、
境内社に赤城神社がある。
上記のように、古社地である「ウガジンサマ」から、
赤城神社境内に遷座した。
その古社地の小祠の場所を探して、山の方へ少し登って見たが、
道がまったく見当たらず、結局、見つけられなかった。
神紋は、本殿についていた三つ巴と判断したが、かなり自信が無い。
特に神紋とよべるものはない可能性が高い。
参道階段 | 階段に鳥居 | さらに階段 |
赤い鳥居 宇藝神社と赤城大明神の扁額 | 横に神楽殿 |
階段を上って拝殿 |
拝殿 | 本殿 |
境内社 | 境内社 |
吉田の池 | 吉田の池 |
宇芸神社
今から約八百年前に神明帳が作られました。神明帳
に列記された神社を延喜式内社といい、群馬県内には
十二社が記載され、上野十二社と呼ばれています。そ
の一つがここ宇芸神社です。創立は天武天皇の時代(
672〜686)と伝えられています。ここには、倉
稲魂神という神が祭られています。−社前案内板− |
【 宇芸神社 宇藝神社 (富岡市) 】