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立野神社
たてのじんじゃ
茨城県水戸市谷津町899
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茨城県水戸市にある。
内原駅の北4Km、水戸市のはずれ、谷津に鎮座。
三野輪池の北に、西へ入る道があり、その交差点近くの森の中。
道路からは、木々の間に、赤い社殿の屋根が見える。
社域の森の入口に白い鳥居が立ち、
暗い参道を歩くと、スポットライトに照らされたように社殿がある。
拝殿・本殿の屋根は赤い覆いをかけて修復されている感じ。
遠目には、華やかな印象だったが、かなりシンプルな神社だ。
でも、欝蒼とした参道の奥にある社殿には、存在感がある。
大同二年九月の創祀と伝わっている。
以前は鹿島社とも呼ばれ、谷津明神とも呼ばれていた。
『式内社調査報告』によると、
久慈郡・立野神社の論社ではあるが、久慈郡とは遥かに離れており、
可能性は低いという。
また、那賀郡・藤内神社の論社でもある。
『新編常陸國誌』には、
「中山信名原稿云、藤内神社、
茨城郡阿佐保宇ノ麓ニアリ、今ノ谷津村ナル鹿島社ナリ、
谷津ノ明神トモイフ、俗ニタチノ社トイフ、
大足、牛伏、田島、黒礒、三ノ輪、谷津、三ヶ野七村ノ鎮守ナリ、
コノ七村悉クアサボウ山ヲメグレル村里ナリ、
阿佐保宇山ハ、古ク那珂郡輔時臥ノ転音ナリ」
と記されており、朝房山は、昔、輔時臥山で、藤内に通じるということ。
が、こちらも論社としては可能性は低いらしい。
社域の森 |
鳥居 | 参道 | 境内から参道 |
境内 |
社殿 | 本殿 |
【 立野神社 (水戸市) 】