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王城山神社
みこしろやまじんじゃ
群馬県吾妻郡長野原町林502
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群馬県の長野原町にある。
王城山(みこしろやま、1123m)南麓。
吾妻線・長野原草津口駅の東2.5Kmほどの林に鎮座。
吾妻線、145号線と376号線に挟まれた、ちょっとわかりにくい場所。
道路に面して南向きの境内がある。
山の斜面に鬱蒼と茂る林があり、入口には木製の鳥居と社号標。
右手には御神木の大きな神杉が聳えている。
社前の案内板によると樹齢四百年ほどで長野原町指定天然記念物。
鳥居をくぐり参道階段を上ると大きな社殿。
拝殿向拝に施された龍と武人の彫刻が面白い。
社殿の左手に立派な境内社があるが扁額が読めなかった。
「魚頭宮」と読むのだろうか。
「鰯の頭も信心から」という言葉を思い出しながら参拝。
創祀年代は不詳、というか未確認。
王城山は日本武尊東征の時、御駐屯なさった旧跡。
人々は長く尊をしのんで山上に祠を建て、日本武尊と諏訪明神を祀り、
後に山麓に里宮を建てて、三原庄長野原郷の総鎮守としたという。
ということで王城山山頂に奥宮(石祠)があるらしい。
社前の案内板によると「王城山縁記」には天正十三年(1585)の年号があるらしく、
御神木も樹齢四百年ほどなので、その頃の創建だろうか。
明治四十年、現社名に改称し、昭和十三年郷社に列した。
『全国神社名鑑』によると当社の神紋は三つ巴紋。
拝殿の屋根瓦にも三つ巴紋が付けられている。
社殿の周囲には境内社の小祠がいくつかあり、
確認した社名は、櫻木神社、八坂神社、秋葉神社、
琴平神社、皇大神宮・豊受大神宮。
他にも夫婦道祖神がいくつか並んでいた。
社頭 |
参道 | 御神木の神杉 |
社殿 |
拝殿彫刻 | 社殿 |
境内左手の境内社 | 魚頭宮? |
社殿 |
境内社 | 境内社 |
夫婦道祖神 |
【 王城山神社 (長野原町) 】