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石井神社
いわいじんじゃ
新潟県新発田市五十公野4685
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式内社 越後國沼垂郡 石井神社 |
新潟県新発田市にある。
新発田駅の南東2Kmほど、五十公野(いじみの)公園の南側。
86mの小山(通称岩井堂山)、というか丘の上に鎮座。
道路脇が少し広くなっており、山の麓に赤い鳥居が立っている。
しかし、参道は雑草だらけの小道。
足を踏み入れるのを躊躇してしまう。
丘の左手に道があり、五十公野公園へ続いている様子なので、
五十公野公園方面からの参道もあるのだろうと少し歩いてみたが、
参道が良くわからなかった。
仕方がないので、鳥居の前に戻り、丘を見上げる。
参道には、変わった形の岩が多く、
やや急峻で登りにくい雑草の道だが、
86mと低いので、山頂までは、それほど時間はかからない。
山頂は、開けた空間となっており、
中央に流れ造りの本殿が一つ。
創祀年代は不詳。
式内社・石井神社に比定されている古社。
現在の祭神は倉稻魂命だが、異説がある。
『北越風土記節解』には石井主命、
『地理志料』には大彦命とあり、
祭神未詳とする資料もある。
近世には、馬頭観音と称し、天保年中に
境内外に三十三観音の石仏が建立されたが、
明治になって、除去されたという。
案内によると、拝殿前に清水の湧く井戸があったというが、
今は枯渇しているという。
参拝後に、井戸のことを知ったので
境内では探さなかったが、記憶にも残っていない。
社号標 | 神域 | 雑草の参道と鳥居 |
参道の岩 |
境内 |
社殿 | 後方から |
石井神社
石井神社(祭神 倉稲魂命)は
周辺が奇岩や大石が重畳とし山頂
の拝殿前に清水の湧く井戸(現在
は枯渇)があったことから石の井
戸がある神社ということで「石井
神社」になったと伝えられており
またこの山を岩井戸山と呼んでい
る。延喜式(九一三年代作成)の越後 五十六座に石井神社も収録されて いるので約一〇七四年以前にはす でに五十公野山山麓に集落が構成 されていたことを 証するもので ある。 −社頭案内より− 天保年中境内外に三十三観音の石像を建立したるも維新の際、 神仏混淆を区別し石像を除去し式内社に列せられる。 延喜式の越後五十六座に石井神社が記されている。 −『平成祭データ』− |
【 石井神社 (新発田市) 】