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山神宮
さんじんぐう
山梨県笛吹市石和町松本1460
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山梨県笛吹市にある。
石和温泉駅の北西500mの路地奥に、下宮(里宮)が鎮座。
下宮から西へ少し登ると、こんもりと茂った木の根元に石鳥居があり、
岩が散乱。小さな祠が祀られている。
磐座ではなさそうだが、その鳥居が、当社参道の入口を示しているようだ。
ブドウ畑の参道をウネウネと登ると、
やがて、石がゴロゴロと転がっている、土の山道。
しばらく登ると、中間地点に、赤い鳥居。
さらに登ると、下宮境内案内にあった「急峻な階段」がある。
上が見えない百数十段の階段を、ゆっくりと登る。
階段上には、社殿があり、後方に赤い屋根の本殿。
本殿の横に、さらに道が続いており、
大蔵経寺山への登山口となっている。
創祀年代は不明。
俗称・天狗神社と呼ばれ、地図にも天狗神社と記載されていた。
大蔵経寺山は716mの山だが、修験道の影響があるようだ。
山頂に祠があるかどうか、知らないが、
下宮と本社の関係を考えると、
大蔵経寺山が御神体(奥宮)と考えるのが自然かもしれない。
とすると、本社は中宮ということになるのだろうか。
祭神は、山の神・大山祇命。
配祀に月読尊、稚産霊命、宇気母智命。
下宮案内板に、「守護」と書かれていたが、
読めない。養蚕に関係する言葉なのだろうとは思う。
天狗神社の名の通り、神紋は羽団扇。天狗の持物だ。
下宮境内 | 下宮社殿 |
鳥居 | 参道の鳥居 |
拝殿前の急な階段 |
拝殿 | 本殿 |
拝殿の奉納額 |
山神宮
当社は、松本山岸組小物成山字三斗六升の
山央に鎮座する社で、山神宮(俗称お天狗さ
ん)と称し、祭神は大山祇命を祝祭し、御神
体に御鏡を戴く。又安永元年(一七七二)に
作られた御玉串も保存されていて、火伏の神
家運繁栄の神として広く信仰を集めている。合祀として守護神月読尊、稚産霊命、 宇気母智命を祝祭、養蚕守護として山神宮社 とともに祈願者が多い。 弘化二年(一八四五)三月十三日、神祇官 統領伯王(公文所)より、正一位山神宮とし て奉遷され、天狗の面一面(作者無名)があ る。本殿は、明治十二年(一八七九)四月再 建されたものである。 拝殿に向う参道は、急峻で屈曲激しく、拝 殿前の百段余りの階段を登る参詣者に霊験自 ら灼さを感じさせる。 当社の祭典由来は、当組二十一戸の鎮守で あるところから、古くから二十一日を祭日と 定め、年の内二月二十一日と八月二十一日の 二度の祭典を執行している。 祭典には、県内外より参詣者が集り、国中 地方の大祭の一つとなっている。 −下宮境内案内板− |
【 山神宮 天狗神社 (笛吹市) 】