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石井神社
いわいじんじゃ
新潟県三島郡出雲崎町石井町583
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式内社 越後國三嶋郡 石井神社 |
出雲崎町、352号線が日本海に突き当たり、
402号線と合流する場所にある。
道路向かいには、良寛堂がある。
道路脇に赤い住吉神社があり、その横の階段を登ると石井神社境内。
神社後方に、石穴があり祀られていた。
式内社・石井神社の論社の一つ。
昔、大国主命が佐渡を平定しようとここまで来たが、船がない。
そこで、石の井戸の水を汲んでまくと一夜で十二株の大樹が繁った。
その霊樹で船を造り、佐渡を平定した。
また、その船で海を渡ると、大小の魚達が船を守り助けたので、
この宮を造り海上守護の大神を祀った。
昔は、十二所神社と呼ばれていた。
伝承からすると、十二株の霊樹を祀っていることになるが、
霊験のある石の井戸を祀っていたとも考えられるか。
井戸の神であれば、御井神とも考えられ、
大国主命(大穴牟遅神)の子神・御井神、あるいは木俣神ということになる。
また、樹木と船のモチーフから五十猛命を連想させる。
日本海に望む境内は、急な階段の上にあり、眺望も素晴らしい。
下にある住吉とともに、海上守護の神である。
住吉神社から階段を登る |
鳥居 | 拝殿 |
本殿 | 石穴 | 古峯社 |
境内から日本海 |
境内から住吉神社 | 住吉神社 |
石井神社と橘屋 神代の昔、各地を平定した大国主の命が、この地 に来られ佐渡ヶ島を平治しようとしたが、海を渡る 船がない。そこで、石の井戸の水を汲んで撒くと一 夜にして12株の大樹が茂った。その霊樹で船を造り 海を渡って平治したと伝えられており、その時、大 小の魚が船を守り助けたので12株の大樹の辺(現在 の井鼻)に宮を造り海上守護の大神を祀った。和同 4年に現在の地石井町に移されて以後、神事は名主 橘屋山本家が司ってきた。毎年6月17・18日の両日 に行われる。石井神社の大祭は元禄3年社領米をも とに橘屋山本家によって始められ、約300年続い ている。神輿渡御や100軒近くの露店で、今なお にぎわいをみせている。 −案内板より− |
【 石井神社 (出雲崎) 】