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玉諸神社
たまもろじんじゃ
山梨県甲州市塩山竹森3048
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山梨県甲州市にある。
塩山駅から北へ、3Kmほど。玉宮小学校の北隣に南向きに鎮座。
玉宮小学校の南側には、ポツンと鳥居がある。
かつての境内は、かなりの広さだったのだろう、と思う。
道路の東側に、高い木の杜。
数段の階段を上がり、神門をくぐって、境内へ。
拝殿後方の本殿の左右に、境内社があるが詳細は不明。
境内には青面金剛の庚申石碑や、木の洞など、
じっくり見ていても飽きない、とも思う。
創祀年代は不詳。
御神体は2mほどの水晶の塊で、玉類信仰の神社。
扇山(別名竹森山、水晶山)中腹にある奥宮本殿の地下に
地中から生えるよう突き出ていたその水晶は、
盗難にあって、今は存在しないらしい。
それが、理由と言うわけではないが、奥宮へ、行き忘れてしまった。
周囲を山に囲まれた社域で、晩秋の景色を眺めながら、
シミジミとしていて、すっかり満足してしまったのだ。
祭神は諸説あるようだが、何れも玉に関する神々。
水晶そのものを祀っているので、どなた様でも良いといえば良い。
社殿には輪違い紋が付いていた。
これも玉を象徴したものだろうか。
道路脇の鳥居 | 鳥居奥に石祠 |
社域 |
鳥居 | 蚕影山 | 庚申塔 |
神門 | 拝殿 |
本殿左の境内社 | 本殿 | 本殿右の境内社 |
玉諸神社
当社は、延喜式内社 玉諸神社と称し、そ
の創建勧請の年代は詳かではないが、祭神は
天羽明玉命(天の岩戸の変の時、真榊の枝
にかけた 八坂瓊五百箇御統玉を造った神で
ある)。社記(天平十八年宮司綱蔵式部正記)に よれば 「当社は、往古より、当地の鎮守として、 代々御朱印、御墨付を頂戴し 醍醐天皇延長 五年延喜式神名簿に登録され、御身体は水晶 の玉石で、高さ七尺余 上六角、大さ六尺 八寸余りあり、甲斐源氏の祖 新羅三郎義光 公造営以来 幾代かに亘り造営 言々 以来地名の由来 神事等につき記録されて いる。代表的な神事として十一月十四日( 現在は十月十四日)鳥乞の神事が現在も伝承 されている又社記には武田信重の次の二首が 記されている。 神垣にかゞやく玉の光をぞ身の行末かけてたのまん あとたれし神の恵みも世にしるく玉の光の数もそへゆく なお 竹森山(通称水晶山)中腹に奥の宮 玉宮大明神が祀られている。 −境内案内板− |
【 玉諸神社 (甲州市) 】