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長倉神社
ながくらじんじゃ
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字長倉2283
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軽井沢にある。中軽井沢の長倉公園内。
宿泊していた松本から、早朝、高速で上越高速道佐久I.C.へ。
そこから北上して18号線に入り、あとはそのまま東へ10Km。
浅間山の南麓に位置する境内は、白糸の滝に発する湯川のほとり。
大気は冷たく、社前に掛かる鉄の橋も霜で覆われていた。
追記。
前回は晩秋、初冬の参拝だったが、今回、初夏に再び訪れた。
公園の緑がとても美しかったので、写真をすべて入れ替えた。
江戸時代は、沓掛宿として栄えた地。
当社は当時、八幡宮と呼ばれ、沓掛宿の鎮守産土神として崇敬されていた。
八幡なので、神紋は三つ巴だと思うが、未確認。
式内社・長倉神社に比定されている古社。
天明三年(1783)、
浅間山噴火の際に古文書等を焼失してしまったため創祀年代は不明。
一説には天長年間(824〜)の創祀だという。
寛政の時代、佐久市にある新海神社は、佐久郡内一の大社であり、
佐久郡内の各神社の神官は、新海神社の神事へ奉仕することになっていたが、
当社長倉神社・英多神社・大伴神社の三社は式内社であることを理由に、拒否。
それに対し、新海神社は寺社奉行へ訴訟を起こすという事件があった。
式内社としての誇りがあるのだ。
長倉公園の南側に参道入口がある。
前回は、霜のため鉄の橋は凍っていて、滑りそうになりながら境内へ。
公園の一角にあり、神社という雰囲気ではない。
社殿も、なぜかペンション風。さすが軽井沢。そんな感じだ。
拝殿後方の覆殿内に本殿がある。中には「順路」と書いた札があったので、
覆殿内の本殿周りを歩けるのかもしれない。
背後の長倉公園内に、沓掛時次郎の石碑が立っている。
沓掛時次郎は、作家長谷川伸の書いた股旅物に登場した架空の人物。
映画やドラマになった昭和の人気キャラだそうだ。
18号線から参道の石祠 |
鳥居と社号標 | 鉄の神橋 |
境内参道 |
拝殿 | 本殿覆屋 |
境内社殿 |
八坂神社と社務所 | 西宮神社と境内社 |
境内背後の長倉公園にある沓掛時次郎の石碑 |
境内左手の石仏 | 境内右手の池と土俵 |
−拝殿案内より− |