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宇波刀神社
うゆとじんじゃ
山梨県北杜市明野町大字上手北組937
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山梨県北杜市(旧北巨摩郡明野村)にある。
JR穴山駅から北東へ直線で2Kmほど。
高速須玉I.C.から南東へ1Kmの位置。
畑の中に、小さな杜がある。
参道入口のどっしりとした鳥居(上の写真)の横に案内があり、
鳥居が貞観六年(864)に建立したものとあったが、
『式内社調査報告』では、それを疑っている。
たしかに、そんなに古ければ国宝級のような気がする。
創祀年代は不詳。
社伝では大同年中の創建という。
合祀の素盞嗚命・倉稻魂命の2柱は、
新羅三郎義光が当地へ赴任の際に勧請したもの。
社名の読み方だが、『平成祭データ』には「うゆと」とあった。
山梨には、同じ字の神社が3つあり、他は「うはと」と「うわと」。
伴信友は、「宇波刀・上手訓相近く」として式内社に比定している。
上手は「うえで」と読むが、「うえど」「うわど」とも読むらしい。
当社は、本当に「うゆと」と読むのだろうか。
現在の主祭神は、建御名方命であり、神紋も梶の紋。
社域の杜 |
鳥居 | 扁額に諏訪大明神 | 境内 |
拝殿 | 社殿 |
燈籠に宇波刀神社 | 本殿 | 社殿の諏訪梶 |
創立年代不詳なるも貞観6年の銘がある石華表があり、又貞観8年3月28日従五位上に叙せられた旨三代実録に記載があり、又延喜式神名帳にも県内他の19社と共に登録された式内社であることから、貞観以前の創建であると推定できる。新羅三郎義光寛治7年当国へ任官の際素盞嗚命・倉稲魂命の二神を勧請合祀し社領地を寄進せられたと云う、明治6年郷社に列せられ、同40年神饌幣帛供進神社に指定せらる。昭和55年4月拝殿の改築と神楽殿を新築する。
−『平成祭データ』− |
【 宇波刀神社 (北杜市明野町) 】