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長瀬神社
ながせじんじゃ
新潟県加茂市大字上条895
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加茂市上条にある。
加茂駅の東2Kmほど、加茂川のそばにある。
加茂川の川瀬に鎮座しているために、長瀬と呼ばれるようだ。
鳥居から木々に囲まれた参道を歩くと、新しい社殿が目に入る。
拝殿の後方に、玉垣に囲まれた南向きの本殿が鎮座。
神社の規模・広さや、境内社の数などを見ても、
往時の壮大さがうかがわれる。
参拝時には、おばあさんが孫をつれて、
のんびりと参拝されていた。
鬱蒼とした木々に囲まれた神域だが、
市街地に近く、どこか、のどかさを感じる場所だ。
創立年代不詳。
社伝では欽明天皇の御宇の創祀。
長治二年(1105)、源頼義の次男加茂次郎源美濃守義綱が
長瀬神社に石清水八幡宮を勧請合祀し
近年まで、八幡宮と呼ばれていた。
加茂川の上流にも同名の長瀬神社が鎮座しており、
おなじく式内・長瀬神社の論社となっている。
明治五年九月村社に列し、昭和十六年九月郷社に昇格した。
西入口鳥居 | 加茂川側南入口鳥居 |
社号標 | 南参道 | 稲荷社 |
社殿 | 諏訪社 |
拝殿 | 垣内に本殿 |
本殿 |
境内は広く、境内社も多い。
諏訪、稲荷、住吉、若宮、琴平、伊勢、大山祇、古峯、彌彦など。
多くは、石祠で詳細は不明だが、
幾つかは参道も有した祠に祀られている
多くの石祠が並ぶ | 石祠 |
住吉社 | 伊勢社 | 松尾・琴平・天満 |
長瀬神社 (八幡宮)
長瀬神社は、今から一四〇〇年前欽明天皇の勅
命により、上条、狭口両村の産土神として、瀬織津姫命・言代主命・気長足姫命・誉田別命・玉依姫命
の五柱を祀る式内社である。約三五〇年前の元和・寛永の頃には、青海庄 八ヶ条(北は田上町湯川から南は三条市の塚之 目に及ぶ四十一村)の一の宮と称され、庄内の神 社を統轄したといわれる。 幕府・寺社奉行・藩主の当神社に対する崇敬 は厚く、社殿鳥居神具祭器等の造営購入に当っ て寄進や御免勧化の特免が寄与され、祭礼や 造営見分などには出張役人を派遣した。 拝殿は寛政年間(約一八〇年前)に建て直さ れ、本殿は弘化年間(約一三〇年前)に越中の名工 松井角平によって四年間の歳月をかけて建造 されたもので、釘を使わない建築であり、各所に みられる彫刻とともに芸術品である。 六月十五日の神幸に参列する金色して六角 の大御輿は弘化五年に新調されたもので、全国で もめずらしい宝物である。 −案内板より− |
【 長瀬神社 (上条) 】