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坂本神社
さかもとじんじゃ
新潟県南魚沼市宮590
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新潟県の南魚沼市にある。
JR上越線・関越自動車道・国道17号線が縒り集まって、
南北に流れる魚野川に、東から注ぎ込む三国川と五十沢川の合流地点。
八海山の南西10Kmの平地に鎮座している。
明治以前は、八海神社と称しており、
八海山の遥拝所の一つであったと思われる。
式内社・坂本神社の論社で、
明治二十八年五月二十七日に坂本神社と改称。
坂戸山の麓にあるので坂本という社号になったらしいが
八海山の坂本であったとも考えられる。
六日町駅からは、三国川ダムを目指して東へ進み、
五十沢あたりで左折すると、広場のように開けた場所に社殿がある。
東には、越後三山只見国定公園が広がり、
清々しい山の気と、川の気に囲まれた、良い場所にある。
境内から見える連なる山々 |
鳥居 | 拝殿 |
境内 |
本殿横から | 本殿後から |
道祖神・庚申石碑 | 石祠 |
六日町宮(舊宮村)の坂本神社は、明治二十八年五月、
舊稱八海神社を坂本神社に改稱した社である。由緒書によ
れば、文政五年(一八二二)、吉田家より坂本神社としての、
崇源宣旨を下附されたといふ。當社は坂戸山の山の尾続き、
坂戸山の麓なる故の社号としてゐるが(由緒書)、舊稱八海
神社の通り八海山の坂本であつたと思はれる。 現社殿は、近くの舊社地から移つた処で、八海山の嶺続 きの桂山を背にするが、元は向が逆であつたといひ、やは り遥拝所としての建立を思はせる。(『富士御嶽と中部霊山』 鈴本昭英、昭和五十三年 名著出版) −『式内社調査報告』− |
【 坂本神社 (南魚沼市) 】