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魚沼神社
うおぬまじんじゃ
新潟県小千谷市土川2−12−22
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式内社 越後國魚沼郡 魚沼神社 |
小千谷市。小千谷I.C.の東。
403号線から少し北へ入った所にある。
参道をL字型に曲がり、神門をくぐると境内。
境内には重要文化財の阿弥陀堂がある。
越後二宮とも云われ、拝殿の額には「彌彦大明神」とあり、
上彌彦神社と称していた。
ただし、彌彦神社には、上彌彦神社に関する伝承や文献はないらしい。
いずれにしろ相当な大社であったことは確か。
当社社領地であった土川、小千谷、時水、藪川、
吉谷、四ツ子、谷内の七村に、正員十八末社という境外末社があったという。
式内社・魚沼神社の論社。
『特撰神名牒』には「上彌彦社は、式社なりと云も更に證なく」と否定的。
当社は、安永九年、京都吉田家に対し、
「万一、当社以上の有力な式社の証拠をもった社が出た場合は、
魚沼神社の社号取り消しに関して、なんら異存は無い」
という一文を以って、魚沼神社と名乗る事の許可を得た。
要するに、他に証拠がないなら、当社にしておきましょう、ということか。
本殿は流造。新潟の神社らしく、板で覆われている。
境内の阿弥陀堂(重文)は、元神宮寺の別当池源寺の阿弥陀堂。
内陣に阿弥陀如来三尊を安置している。
拝殿は安政年間の建築。
入口の鳥居 | 参道鳥居 |
逆光の神門 | 境内から神門 |
境内 |
阿弥陀堂 | 社殿 |
拝殿 | 拝殿額 |
本殿 | 拝殿 |
魚沼神社 上弥彦大明神 祭神 天香語山 例祭 九月五日〜七日 神紋 左三つ巴 建物本殿 入母屋造 九坪 境内 一、八四三坪 末社 十八社 社宝 大般若経四〇〇余巻(至徳年間作・他) 鰐口一・懸仏銅製四二個・神輿一基・年中行事天正日記一・徳川氏朱印状(家光作他八通) 神事と芸能 神輿渡御(例祭)浄き舞・四方祓・他一二舞 由緒 崇神天皇のときの創建と伝え、もと上 弥彦神社と称した。大同三年社殿の改築あり、 延喜の制小社に列した。永禄五年上杉氏社領 寄進、正保元年徳川氏朱印地二〇石を寄進した。 明治六年郷社に列し、のち県社に昇格せられた。 −『全国神社名鑑』− |
【 魚沼神社 (小千谷) 】