[HOME] > [神社記憶] > [甲信越地方] > |
|
河内神社
かわうちじんじゃ
新潟県村上市宮ノ下206
|
||
式内社 越後國磐船郡 多伎神社 |
新潟県村上市(旧朝日村)にある。
JR村上駅の北東5Kmの宮ノ下に鎮座。
三面川と高根川が合流する地点の右岸にある。
参道入口に両部鳥居が立ち、
そばに「一宮河内神社」と刻まれた社号標。
鳥居の両脇には、背の高い木が聳えている。
鳥居をくぐり、緩やかに登る参道を歩くと、
境内入口には石の鳥居。奥に緑の杜に囲まれた社殿。
拝殿の後方に、雪囲いの施された流造の本殿。
雨の日の休日。
長い参道の右脇に車道があるので、
境内横まで車で近づき、
ちょっと小降りになるのを待って参拝。
写真が少しモヤって見えるのはそのため。
式内社・多伎神社の論社の一つ。
社伝によると、応保元年、
後白河天皇第三皇子である頼仁親王が当地に下向し、
当郡十川村に居住し、「雲上佐市郎」と称していた。
薨去の後、安元二年、当村の産土神として勧請したという。
これが正しければ、十二世紀の創祀で、
式内社(十世紀以前)ではないことになる。
当社が多伎神社の論社となったのは、
万葉集に「多藝津河内尓高殿乎」という表現があるかららしい。
かなり無理があるような気もするが、
ちなみに、新潟県北部には、
河内神社・川内神社という神社が多く分布し
雲上佐市郎をお祀りしているお宮が多い。
境内の左手に境内社らしき祠が一つ。
社殿には三つ巴の紋が付けられていた。
参道入口の鳥居 | 参道 | 境内入口 |
境内 | 社殿 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
【 河内神社 (村上市) 】