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姫宮神社
ひめみやじんじゃ
山梨県南巨摩郡富士川町高下4256
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旧村社 |
山梨県の富士川町にある。
身延線・鰍沢口駅の西7Kmほどの高下の仙洞田に鎮座。
富士川を渡って52号線から406号線を西へ進み、
八幡トンネルを通過して500mほど、
道から東を眺めると小川のほとりに社域の杜が見える。
境内は狭い道が湾曲した場所にあり、朱の両部鳥居が立っている。
鳥居をくぐり階段を数段上ると瓦葺の拝殿があり、
拝殿の後方、覆屋の中に本殿がある。
当社の正式名は諏訪神社。
鎮座地である仙洞田ゆかりの姫を合祀しているため、
一般には姫宮神社と呼ばれて親しまれている。
当社の創祀年代等は不明。
仙洞田地区の氏神として崇敬されている神社。
昔、当地に住んでいた仙洞田何某という若者が宮中に仕え、
帰宅に際して、浅黄媛という姫をいただいた。
姫は、この部落で生活することになったが、農家の仕事がわからず、
ある日、麦を臼でつけどもつけども麦の皮がむけず、
悲しみのあまり涙を流したという。
ところが、その涙がついていた麦にこぼれ、麦をつくことができた。
麦つきには水を入れることを知らなかったという。
社殿の左手に道祖神が祀られている。
境内全景 |
鳥居 | 拝殿 |
道祖神と本殿覆屋 | 本殿 |
◆県指定文化財 鰐口(工芸) 貞和5(1349)年12月22日□正河 杣保黒沢観音堂鰐口と いう銘文が入っている。昭和35年県指定文化財に指定。 倉沢川は、高下地域網掛山の南に位置し、往時は村人の生 活の古道が通り、川の岸上に観音堂の跡地がある。 昔、幾多の災害のため流出したが、諏訪神社のあたりで発見 され、現在諏訪神社の宝物として伝えられている。 【諏訪神社】 姫宮神社として地域の人々に昔から親しまれている氏神。本 殿には、伊豆松崎の名工である小沢半兵衛の彫刻が施され、 文化的価値が高い。 仙洞田の地名の起こりとなった伝説があり、浅黄姫を祀って ある。境内には、道祖神も祀ってある。 −境内説明文− |
【 姫宮神社 諏訪神社 (富士川町) 】