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馬脊社
ませしゃ
長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬字天王1702
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式外社 馬背神 三代実録 |
長野県山ノ内町にある。
長野電鉄の夜間瀬(よませ)駅から北東へ3.5Kmほどのよませスキー場に鎮座。
当初、資料に記載されていた住所(上記)から地図を探すが見当たらず、
住宅地図にも記載がなく、仕方がないので山ノ内町役場へメールで問い合わせたところ、
該当の住所は、よませスキー場近辺らしいという情報をいただいたので訪れてみた。
車でグルッとスキー場内を周回してみたがそれらしきものが発見できず、
ロッジで作業している方に聞いてようやく到着。
スキー場のホテルやロッジが集まっている場所の西の端。
道路脇に「馬脊社参道入口」と書かれた、消えかけた標柱があり、
そこから細い山道を一直線に登って行くと、二本の木に注連縄をした場所に到着。
その奥に石の祠が一つあるだけの簡素な神社。
参道の長さは200mほどだと思うが、よく覚えていない。
運動不足の身体なので、疲れないようにゆっくり登り、
また、熊との遭遇も注意しながら、何度も休み辺りを警戒しながら登ったので、距離はわからない。
当社の創祀年代や由緒に関しては未確認。
『明治神社誌料』の上田市に鎮座している馬背神社の記述の中に、
神祇志料に「馬背神○按信濃地名考高井郡夜間瀬郷あり、馬背夜間瀬音相近し、
疑らくは馬背神盖此地にあらむ、しばらく附て考にそなふ云々」とあり、
式外社(国史見在社)である馬背神に関して、上田市の馬背神社の他に
夜間瀬の当社も候補とする説があるようだ。
馬背神に関しては、『三代実録』貞観二年(860)二月五日に
「信濃國正六位上馬背神。飄別神。妻科地神。无位駒弓神。出速雄神並授從五位下。」とあり、
さらに、貞観七年(865)三月二十三日には「授信濃國從五位下馬背神從四位下。」、
貞観九年(867)三月十一日には「從四位上馬背神從三位。」と神階を授かった記録のある古社である。
馬背社参道入口 | 標柱 |
参道 | 参道 |
境内 |
祠 | 祠 |