[HOME] > [神社記憶] > [甲信越地方] > |
|
御島石部神社
みしまいそべじんじゃ
新潟県柏崎市西山町石地1258
|
||
式内社 越後國三嶋郡 御嶋石部神社 |
新潟県柏崎市にある。
日本海沿いを走る352号線そば、西山町石地に鎮座。
道路から整備された参道が続く。
境内は椎の自生林の中にあり、巨木も多く広い。
境内には、神楽殿、幣殿などもあり、
往時の規模を想像させる。
創祀年代は不詳。
社伝によると、祭神が頚城郡居多より船にて、
石地の浜に着岸し、石部山にとどまり、
遣わされた宝剣を神体として祀ったという。
式内社・御嶋石部神社の論社。
応永十五年、末社の二田神社が崩壊し合祀したため
二田社、二田大菩薩、御嶋二田神社とも称されたが、
天明二年九月、現社名に復したという。
手水舎や社殿の屋根に洲浜紋が付けられている。
境内社が幾つかあるが詳細は不明。
『式内社調査報告』には、神明宮、金刀比羅神社、八坂神社、
湯殿山神社、諏訪神社、厳島神社、稲荷神社の名が記されている。
参道 |
鳥居 | 社殿 |
拝殿 | 拝殿 |
社号標 | 本殿 | 境内社 |
神楽殿 | 境内社 |
椎の木 | 古峯、伊夜日子大神 |
御島石部神社 当神社は延喜式神名帳に載っている 由緒ある神社であって、祭神は大己貴命 (大国主命)である。その昔、命が北陸東北方 面平定の為に出雲より水路にて当地を通ら れた時、岩の懸橋が海中より磯辺まで 続いているのを不思議に思われ、船を寄 せてみると、当地の荒神二田彦・石部彦 の二神が出迎え卮(さかずき)に酒を盛り、敬意 を表した。 当神社の祭礼神輿が陸から島に御渡 りになり、その時、御神酒を捧げる吉例 は此処に由来する。 また、命が残していかれた御佩(はかせ)の剣は当神社 の御神体として崇奉り鎮守となっている。 本殿の彫刻は関東きっての名工、小林 源太郎(熊谷の住人)の弘化二年の作品で あり、彼の得意とする子持ち龍は見る人 を魅了する素晴らしい出来映えの作品 といわれている。 −境内案内− |
【 御島石部神社 (西山) 】