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神部神社
かんべじんじゃ
山梨県甲州市塩山上萩原1415
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式内社 甲斐國山梨郡 神部神社 |
山梨県甲州市にある。
塩山駅から青梅街道(411号線)を東へ4Km。
上萩原で、少し南へ入った場所に鎮座。
鳥居をくぐった境内には岩間温泉があり、
車が止められ、少し雑然とした雰囲気だが、
室町時代作という随神門をくぐると、また、別の空間。
木立の中の参道の階段を上ると、社殿。
後方の本殿は、江戸初期の作らしい。
境内に霊験のある温泉が湧くところから、
別名、岩間大明神、あるいは湯山明神。
当地は、古くは神戸荘と称しており、
式内・神部神社の論社である。
東にある神部山(位置は未確認)の山腹に、天狗祠があり、
古岩間の山宮だったという。
境内入口 | 鳥居と神門 | 社殿から参道 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
神部神社
塩山市上萩原 麦行田
祭神は伊弉諾尊が黄泉の国から戻って
禊祓をした時化生した「祓戸ノ九神」を祀る。
古くから温泉湧出の霊験があったので岩間明
神とも湯山明神とも称された。貞観二年(八六〇)
の草創と伝える延喜式内社に数えられ、往古は
当地は神戸神社鎮座により神戸荘といわれた。
祭礼は三月三十日、本殿は寛永二十一年
(一六四四)に建立、江戸初期の特徴をよく示す。
昭和四十八年に改体修理をおこなった。
随神門は棟札の示すごとく元亀二年(一五七一年)
室町後期のものである。
また当社には神仏混淆期に山宮に安置されて
いた本地仏の十一面観音菩薩が祀られており、
明治維新の神仏分離令の影響もなく今日に伝
わっている貴重な文化財である。
−境内案内板− |
【 神部神社 (甲州市) 】