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布制神社
ふせいじんじゃ
長野県長野市篠ノ井布施五明235
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長野県長野市にある。
篠ノ井駅の北西500mほどの篠ノ井布施五明に鎮座。
86号線から少し北へ入った場所に、東向きの境内がある。
境内は石垣で囲まれ、入口の鳥居から少し下がった位置に社殿。
案内板によると、平成15年に再建されたようで
まだ木の香りがしそうな社殿だった。
拝殿の右隣には神輿殿があり、中に神輿が安置されている。
拝殿の後方にも新しい本殿覆屋がある。
案内によると内部に文化6年造営の本殿があるらしい。
拝殿の斜め左前に御神木があるのだが
拝殿後方の木の方が立派だ。
創祀年代は不詳。
式内社・布制神社の論社の一つ。
社伝によると、布勢氏が祖神・大彦命を祀った古社。
布勢氏は阿倍氏とともに大彦命を祖とし、
北信濃を含む北陸道に敷衍したという。
また、一説には
天平年中更級郡の大領外従五位下勲十二等高橋朝臣國足が創建したとも。
布施郷の郷名は、布施屋から生じたと言われている。
布施屋は、旅人のための宿舎で伏屋とも書かれているが
その地の長者が、旅人へ食物を施すところから、
布施屋と称するようになった。
社伝によると、大彦命は本貫を
瀬原田の長者窪へ移し、その地で薨じられたという。
境内の右手に、境内社が並んでいる。
ほとんどは石祠だが、北野天満宮のみ木造の立派な社殿。
各境内社には名前が記されていたので
確認できた名前を列記しておく。
左から、天王社、養蚕神、秋葉社、金比羅社、皇大神宮、
山の神社、天満宮、飯綱社、太郎社、侍従社。
北野天満宮、文殊社。
『平成祭データ』には、以下の名前が載っている。
天満宮、秋葉神社、金比羅社、伊勢社、養蚕神社、
山神社、飯綱社、侍従社、太郎社、大神社、津島社。
神紋について。
社殿の屋根には、巴紋と桐紋が付けられており
中央部には桐紋がだった。
また、神輿殿内の神輿には巴紋が付けられていた。
社頭 | 鳥居 |
境内 |
御神木と社殿 |
拝殿と神輿殿 | 本殿覆屋 |
境内社 |
−境内案内板− |