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蒲原神社
かんばらじんじゃ
新潟県村上市碁石803
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新潟県村上市(旧山北町)にある。
羽後本線・勝木駅の北600mほどの碁石に鎮座。
碁石海水浴場を目指して、海辺の集落に入り、
路地を北へ進むと、JRの線路脇に出る。
線路を東へ越えて小道があり、奥に参道らしき石段がある。
ただし、線路脇には、
「ここは踏切ではありません」
「キケンですから立ち入らないで下さい」
という注意書きが立っている。
ということで、本来は線路向こう側に参道があり、
線路を横断しなくても良いのだろうが、
参道を探す時間もなかったので、今回は注意しながら線路を横断。
当社に参拝する方は、本来の参道を探してください。
石段を進むと、参道入口の鳥居。
鳥居扁額には、「延喜式内社 蒲原神社」。
境内は木々が鬱蒼と茂り、林そのもの。
夜なら、ちょっと怖くて近づきたくないような雰囲気だ。
だが、入口は、鬱蒼とした自然の林だが、
参道は、思いのほかすっきりとした感じ。
社殿の周りは雑草が刈り取られて見苦しくない。
社殿の扉に手を掛けると、
鍵は掛けられていなかったので、拝殿に登って参拝。
奥に小さな本殿が祀られている。
創祀年代は不詳。
明治十六年の『神社明細帳』には、
「由緒、創立年月日不詳」とのみ記されているらしい。
式内社・蒲原神社の論社の一つで、
文政七年(1824)二月十五日の棟札には
「式内蒲原六社大明神」と記されており、
江戸時代後半には、すでに式内社であることを
主張していたことがわかる。
また、当時は六社明神と称したように
六柱の神々を祀っていたと思うのだが、
『平成祭データ』によると
現在は、天照皇大神・大山津見命の二柱を祀っている。
『式内社調査報告』によると、
明治三年三月に、少彦名神社・素盞嗚雄神社・大己貴神社を
合祀したとある。
社殿内部の本殿や、瓦の一部に、三つ巴の紋が付けられていた。
神紋かどうかは未確認だが、とりあえず掲載。
参道? | 境内入口 |
境内 |
社殿 | 社殿内部の本殿 |
社殿 |