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大野神社
おおのじんじゃ
新潟県糸魚川市大野字八幡山1992
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北陸自動車道糸魚川I.C.から148号線を南下。
大野で少し東に入った所にある。
境内は整備中のようで、小型のパワーシャベルなどがあった。
施設も造られ、明るく改造されつつあるようだ。
参道前の二対の石は「門神」。
木々は高く、整備前は鬱蒼としていたことがわかる。
個人的には昔の方が良かったと思うが、余所者の感傷か。
本殿は、屋根以外は完全に隠されている。
創祀年代は不詳。
大野集落の産土神として、大神社と称していたが
後に、八幡社と改称したらしい。
よって式内社・大神社の論社。
明治四十年六月十八日、八幡社に熊野社を合併して
現在の社号・大野神社と改めた。
昭和七年九月七日村社に列した。
脇の参道には白い鳥居が立っているが、
笠木(上の横木)が、わずかにV字形だった。面白い。
参道と門神の石 |
鳥居 | 脇参道の白鳥居 |
境内社殿 |
社殿 | 社殿 |
石祠 |
『大正二年三月神社明細帳』によると、創立年
月不詳。大野集落の産土神、大神社と稱して來たが、のち
八幡社に改めたと口碑に傳へる。社殿破壊により天保十一
年(一八四〇)再建。江戸幕府より除地四石五斗を附與さ
れてゐた。明治四十年六月十八日、八幡社に熊野社を合併
し大野神社と社號を改めた。昭和七年九月七日、村社に列
す。慶長二年(一五九七)の検地帳に「八幡田」とあること
から、これ以前から八幡社であった。『神社明細帳』に大
神社と稱したとあるが、これを裏付ける史料はない。從っ
て式内社大神社に比定することは出来ない。
−『式内社調査報告』− |
【 大野神社 】