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欅原神社
くぬぎはらじんじゃ
長野県上高井郡小布施町大字都住字三毛282
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式内社 信濃國高井郡 小内神社 |
長野県小布施町にある。
長野電鉄・小布施駅の北東1Km、
都住駅から北西に500mほどので、千曲川に近い場所。
403号線から東側に少し入ると境内入口。
境内は南北に長く、入口は南側。
敷地に入ると、鳥居が建ち、後方に社域の杜。
木々が多く茂っているが、鬱蒼とした印象はなく、
どちらかというと、スッキリと整った感じ。
広場の上に、自然の日除けを設けたように、
木漏れ日と吹き抜ける風が心地よい、そんな境内。
南北に長いので、鳥居から社殿前までは100m以上。
そのためか、通称は「長宮さん」。
社殿もあっさりとしており、拝殿後方、垣の中に本殿があるだけ。
社殿の右手に、石の祭壇と小さな石祠が一つ。
境内社・皇大社だろうか。
参拝し写真を撮っていると、
近所のおばあさんがゆっくりと参道を歩いてきた。
軽く会釈を交わし、おばあさんの参拝が終わるまで
木蔭に座って待っていた。
社号の「欅原」は、「くぬぎはら」と読む。
創祀年代は不詳。
応永二年(1395)、
高梨朝高の嫡男・樟原(くぬぎはら)次郎が社殿を再建。
あるいは、樟原次郎の居館であったとも云われている。
当社の社叢は、樟原次郎による植栽という。
中世、当地は橡原庄の中心地であったという。
当社は、室町以降、諏訪社と称していたのは、
高梨氏が、諏訪上社祭祀頭役をつとめたため、
その居住地に、諏訪社を多く勧請したためだろう。
式内社・小内神社の論社の一つ。
明治八年、欅原神社に改称した。
中世、橡原庄の中心。
樟原次郎による再建。
現社号が、欅原神社。
いずれも、「くぬぎはら」と読むようだが、紛らわしい。
社域 |
境内 | 拝殿 |
本殿 | 境内社、皇大社か? |
【 橡原神社 欅原神社 (小布施町) 】