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魚沼神社
うおぬまじんじゃ
新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立字宮林487
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上越線越後湯沢駅から1kmほど。戸沢川の側に鎮座。
五月の参拝だが、境内には雪が残り、参道には桜が咲いている。
新潟の春は、凝縮されている感じだ。
鳥居の脇には幟が立ち、参道には提灯。拝殿には幕。
拝殿をのぞくと、中では、何かの祭りの様子。
静かな祝詞が流れていた。神妙な儀式の最中。
邪魔にならないように撮影し、音を立てずに拍手を打つ。
昔は、三社明神と呼ばれ、春日・住吉・八幡を祀る。
社伝によれば、天平神護年間(765〜767)の創祀。
昔、神立字石白の宮垣外に、一丈余の神木の大椿があり、
里人が住吉三神を祀って氏神とし、魚沼社、川上の社と称したという。
つまり、宮垣外が魚沼神社の古跡であり、
樋口伊予守の屋敷跡もここに在っ たという。
式内社・魚沼神社の論社。
拝殿がちょっと変わった形。
本殿は流造のようだが、周囲を囲われている。
拝殿の額には、「参社宮」と書かれている。
境内の一角には、庚申塚が幾つか並んでいた。
周辺にあったものをまとめて祀っているようだ。
入口の鳥居 | 参道 |
境内 |
社殿 | 扁額に「参社宮」 |
拝殿 | 拝殿内 | 本殿 |
庚申石碑 | 境内社の石祠 |
社伝、口碑によれば、当社は今の神立字石白三
八八(ここはもと石白村の一部で、宮ガイト村といった。)に周
一丈余の神木の大椿があり、里人は住吉三神を祀り氏神と
し、社を魚沼社、川上の社と称した。宮ガイトは宮垣外で、
魚沼神社の古跡であり、樋口伊予守の屋敷跡もここに在っ
たと伝えている。(神像三体は椿材であることが応永四年の書上にある) 応永二十四年(一四一七)上杉房朝より社領一町九反を 寄進されたと伝え、天正六年(一五七八)には、上杉景勝家 臣樋口伊予守元兼の社殿造営の棟札がある。永禄七年(一 五六四)・天和二年(一六八二)・元文四年(一七三九)の社殿 造替を経て、現社殿は、明和七年(一七七〇)の改築にかかる。 明治十一年、湯沢、土樽、神立三ヶ村の総鎮守として村社に列格。 −『式内社調査報告』− |
【 魚沼神社 (湯沢) 】