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物部神社
もののべじんじゃ
新潟県佐渡市小倉乙618
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佐渡島の中心から東南の位置、旧畑野町の小倉川沿いにある。
181号線から外れているので分かりにくい。
橋を渡ると境内。赤い拝殿が珍しい。
GWだったが、佐渡では櫻の終わり頃。
境内の櫻が美しい。
『続日本紀』には、延暦十年九月に従五位下を叙されたとあり、
式内社・物部神社に比定されている古社。
祭神は、饒速日命の御子・宇麻志麻治命。
また、住吉大明神とも呼ばれており、一説には別当不動を勧請とも。
創祀年代は、聖武天皇天平年間。
養老六年(722)、元正天皇への皇室批判により、佐渡へ流刑された
物部氏の後裔で万葉歌人の穂積朝臣老が祖神を祀ったという。
昭和三十二年、小倉地区の神社統合のため、
八幡神社と二つの白山神社が合祀された。
境内社には、宝暦六年(一七五六)の飢饉の時、
救済に尽力した代官藤沼源左衛門を祀る藤源神社。
正面鳥居 | 脇参道の鳥居 |
神橋 |
藤源神社 | 社殿 |
社殿 | 社殿 |
物部神社 当社は延喜式九社の第一に挙げられ、かつ延暦十年(791)県下で最初 に神階(従五位下)を授けられた旧県社である。 創建は穂積朝臣の老が養老二年(722)佐渡配流、謫居二十年の間 物部氏の先祖「宇麻志麻治命」を祠り小祠を建立。 清和上皇御遷幸あらされし際、当社に御幸遊ばされる。また天和年間 (1681〜)小倉大納言実起郷此里に居を占めて、崇敬斜めならずと言う。 今も住吉さんなる別称で呼ばれている。これは当地が往古水運の国府 川の上流に在り船材の主産地であったことに由来し航海安全の守護神で あったことをも象徴している。 現に日蓮上人の住吉大明神なる木札もある。 昭和三十二年、小倉地内の四神社統合の議が成立、八幡神社及び二つ の白山神社を当社に合祀し今日に至る。 −境内案内より− |
【 物部神社 (佐渡) 】