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穂見神社
ほみじんじゃ
山梨県南アルプス市高尾498
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式内社 甲斐國巨麻郡 穂見神社 |
櫛形町高尾(現南アルプス市高尾)にある。
南アルプス市役所から、西へ、直線で5Kmほどの山中にある。
平岡あたりの道路から、林道を西へ3Km強の距離。
狭い林道を、ウネウネと登って到着。
赤い鳥居から参道が続き、階段の上が境内。
境内左手には、ひときわ大きな神楽殿がある。
なんと、右手にも、小ぶりの神楽殿があり、神楽が盛んな神社なのだ。
創立年代は不詳。
別名を「御崎明神」という。
祭神は、現在、保食神だが、『甲斐國古社史考』では、
白山権現・三体王子(大福王子、大寿命王子、大智穂王子)であった。
享保十三年七月の大洪水の時、崩れた土中より、
文治三年の古碑が出てきて、そこに「穂見神社」の銘があった。
とにかく、神楽殿の立派さに驚いた。
こんな山中の神社としては、特異な印象だ。
背後の山々を眺めながら、赤い鳥居をくぐり、
神門を通って、参道の石段を登る。
左手に古色の大きな神楽殿。右手にも神楽殿。
正面に拝殿が鎮座している。
参道入口の鳥居 | 参道の鳥居 |
神門 | 境内 |
この神楽殿は、火災の後、明治十八年から再建されたもの。
入母屋造の神楽殿には幾つかの彫刻が施されており、
四方の妻に鶴の懸魚、軒唐破風の兎毛通には、四神の異形の彫刻が施されている。
四神の配置から見ると、境内は東向きだ。
神楽殿 |
青龍(東) | 朱雀(南) |
白虎(西) | 玄武(北) |
拝殿の中、賽銭箱の後ろに、一対の狛犬があり、
参拝中、ずっと視線を感じていた。
なかなか愛嬌のある顔をしているのだ。
拝殿 | 舞殿 |
拝殿の狛犬 | 本殿 | 拝殿の狛犬 |
本殿 |
−境内案内板より− |
【 穂見神社 (南アルプス市) 】