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二王子神社
にのうじじんじゃ
新潟県新発田市田貝2010

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新潟県新発田市にある。
新発田駅の南東12Kmほど田貝に鎮座。
新発田市の西に聳える二王子岳(1421m)の山裾というか中腹。
二王子岳は飯豊山系の西に位置する信仰の山。
当社境内から登山道が東へ延びており、
境内から3・4時間で頂上に達するらしい。
今回は、山形へ向う途中の参拝なので、
境内裏手まで、車道を飛ばして登り、二王子岳には登らない。
もっと下に下れば、徒歩の参道があり、鳥居が立っているので、
時間があれば、木立の参道を歩いて登るのも面白いかもしれない。
ということで、車道終点にある駐車場から境内の裏手に入ると、
大きな社殿。本殿は社殿の後ろに寄生虫のように付属した形。
明治の神仏分離までは、修験管掌で二王子権現と称し、
「嶽の峯」「嶽の権現」とも呼ばれていたが、
明治になって、大山祇神社と改称。
現在は二王子神社となっている。
二王子岳山頂に、奥の院(現在は跡のみらしい)、
登山道に、一王子神社、三王子神社が祀られている。
昔は、参道に二王子社も存在し、麓の遥拝所が
現在の境内となったようだ。
神仏習合時代には、
一王子に熊野権現、二王子に不動明王、
三王子に蔵王権現、奥の院に大黒天と毘沙門天を祀っていた。
社伝によると、役小角が二王子岳に詣で、
上記の神仏を祀り、弟子に奉仕させて
代々田貝村に住まわせたという。
式内社・美久理神社の論社の一つ。
大山祇神社とも呼ばれて神社だが、
現在の祭神に、大山祇命は含まれていないのは何故だろう。
雨上がりの靄に包まれた
緑の広い境内はキャンプ場を兼ねているようで、
洗い場なども設置されていた。
境内に左手に、小さな滝があり、勢いの良い水が流れ出していた。
境内に二王子岳登山道入口があるが、
せっかくなので、少し歩いてみた。
雨後のせいか、水分を含んで密度の濃い空気。
沢に沿って歩くが、水量が多くて、常に水音を聞きながら歩く。
気づけば、かなり歩いてしまったようで、
一瞬、熊でも出そうな不安に襲われ、急いで戻る。
実際に熊が出るかどうか、僕は知らない。
境内 |
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社殿 ![]() | 後ろから ![]() |
横から |
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二王子岳登山道 ![]() | 境内の滝 ![]() | 境内の滝 ![]() |
二王子神社
二王子岳に鎮座、山裾の本社に大
国主命、豊受姫大神、一言主命、熊
野加布呂命を祀る。また頂上の
奥宮と一王子社 三王子社が祀られ
てある。古来より農業生産諸業
の守護神除災招福身体擁護
の神として由緒深遠霊験あらたかな
神社である。昔は修験道の霊山と
して羽黒山とともに名高く越後守護
職佐佐木盛綱公以来累代加治
家の総鎮護神とし、また堀丹後守
をはじめ他の領主武家の尊信も厚か
った。神域には巨杉空を覆い清流は滝と
なって霊気満ちている。−境内案内板− |
