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五社神社
ごしゃじんじゃ
山梨県北杜市明野町小笠原1242
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山梨県北杜市(旧明野村)にある。
穴山駅の東2Km。中央自動車道のすぐ東。
福昌院というお寺の境内に入口の鳥居があり、
参道の階段を上ると社殿がある。
茅ヶ岳の西麓にあるのだが、境内からは、アルプスの山々が見える。
いずれにしろ、山の信仰を意識させる神社。
創祀年代は不詳。
社伝では、もと、式内・笠屋神社であったが、
熊野本宮、新宮、那智、白山、箱根の五社を祀り、
寺院の配下となった。
上の写真は、境内から参道を下った場所で撮影したもの。
目前に屏風のように広がる山々は、やはり神々しく、
思わず、見とれてしまう光景。
参拝時は、風が大変強くて、
ホバリングしていた烏が、後ろ向きに飛んでいた。
境内横の笠原山福性院 | |
鳥居 | 参道 | 参道 |
社殿 |
本殿 | 本殿 | 境内から |
他に巨摩
郡逸見筋小笠原の五社権現、現在の北巨摩郡明野村小笠
原の五社大神社も論社とされる。即ち「笠屋」とは「上谷(かさや)」
の意であり、茅ヶ岳の西麓の長者窪付近に一の倉、二の
倉、三の倉の地名があり、その一の倉の上谷の意で、いま
も俗に「笠屋権現」と稱される本社は、社傳によると式内
笠屋神社であったが、熊野本宮、新宮、那智、白山、箱根
五神を祀り、長保年間(九九九−一〇〇四)笠原山福昌院の
配下に入り、阿弥陀、薬師、千手、十一面、文殊を本地佛
として、その笠屋神社の社名を失ったといふが、この社傳
よりも修験的な信仰に発する社とみて論社から外すべきで
あろう。
−『式内社調査報告』− |
【 五社神社 (北杜市明野町) 】