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諏訪神社 中社
すわじんじゃ なかしゃ
山梨県北杜市白州町大武川98−1
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旧村社 |
山梨県北杜市にある。
中央本線の富士見駅の南5Kmほどの大武川に鎮座。
20号線を南下し、立場川が釜無川と合流するあたり、
長野県と山梨県の県境でもある釜無川を渡って山梨に入り西へ。
大武川の西端に当社の境内がある。
境内入口は東向き。
境内の周囲には動物除けの高いネットで囲まれていた。
入口のネットのフックをはずして入ると正面に鳥居。
鳥居の扁額には「諏訪神社中社」と書かれていたので、
当社の正式名は「諏訪神社」だが、当サイトでは諏訪神社中社としておく。
鳥居をくぐると広い境内。
境内の西隅に北向きの社殿がある。
拝殿は流造。後方の本殿は、たぶん覆屋の中に納められているのだろう。
当社一体は石灰岩地で、当社の社叢は石灰岩地帯特有の植物が群生し、
山梨県指定天然記念物となっている。
往古、建御名方命が出雲国よりこの地にいたり、武甕槌命と和議を結んだと伝えられ、
崇神天皇の御宇、建沼川別命東征の功によって、本州西辺の地に封ぜられ、
その孫大臣命、諏訪国造に任ぜられた時、この地に廟を建てたという。
よって、当地を大武川と呼ぶ。
成務天皇の御宇、日本第一大軍神の神位を授けられ、
徳川家康より御朱印神領一石二斗五升を寄進された。
境内の案内板によると、
諏訪武井祝の日記に諏訪明神、上ノ社、下ノ社のほかに当社を加えて
三カ所の諏訪方と称し、当社は中ノ社にあたるとある。
境内の中央付近、御神木らしき木の根元に石碑が祀られていた。
石碑に刻まれている文字は「三海宮」と読むのだろうか。
また、本殿の右手、西側には幾つかの石祠や道祖神が並んでいる。
拝殿に諏訪梶の彫刻があったが、神紋かどうかは未確認。
社頭 |
鳥居 | 扁額に諏訪神社中社 |
境内 |
社殿 | 本殿覆屋 |
石碑 | 石祠や道祖神 |
諏訪神社 鎮座地 大武川 祭神 建御名方命 由緒 往古建御名方命、出雲國よりこの地に来たりて武甕 槌命と平和の誓いをなされたと伝えられる。 諏訪武井祝の日記に諏訪明神 上ノ社 下ノ社 外ニ本祠ヲ加へて三箇所ノ諏訪方ト称シ中ノ社ト記セリ 境内末社 道祖神外4社 −境内説明文− |
【 諏訪神社中社 (北杜市大武川) 】